2019/07/22

2019年7月22日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年7月22日(月)アジア・欧州市場序盤の動き


31日のFOMCで大幅な利下げ期待は後退。市場は0.25%の利下げ予想が主流にとなり、リスク選好の動きがみられ円安の流れにクロスで円安へ。他の主要通貨では動きはばらばら。

参議院選挙は過半数を超えるも2/3に届かず、結局は中庸! 米中通商協議はトランプ氏いわく「ムニューシン財務長官が中国の通商交渉団と良好な対話を行った」。また、中国は一部企業が米国から農産物の購入を表明。事の進展を期待する動きも。また、日米通商協議も今週末から始まることもあり、JPY相場をより複雑にする可能性も否定できず。

原油価格は56ドル台で推移、日経平均株価は前日比を下回り回復できず、上海総合も強さは見られず。米10年債利回りは2.05%台と大きな変化は見られ、2年債は1.827%と小幅高で推移。為替相場は週明け月曜日の主体性の乏しい動きながら、USDJPYは108円台と前日の高値圏で推移。

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ローゼングレン・ボストン連銀総裁【19日)
◎好調な株価動向や失業率が約50年ぶりの低水準にあることを踏まえ、利下げの必要はない。
◎もしくはユーロ圏のような状況にあれば、緩和について真剣に検討することは理にかなう。

日米通商交渉
◎ワシントンで7月24~26日開催、日本側はTPP等対策本部の渋谷和久政策調整統括官や、外務省・財務省・農林水産省・経済産業省の担当者が出席。


トランプ大統領(19日)
◎ムニューシン財務長官が中国の通商交渉団と「良好な対話」を行った、対面協議再開につながる可能性もあるとの期待を示した
◎ムニューシン長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は前日、中国側の高官らと電話会談を行った。

トランプ大統領(21日)
◎「4人の議員はわが国を愛することができるとは思えない。米国(とイスラエル)にこれまで言ってきたひどいことを謝罪すべきだ」

トランプ大統領(19日)
◎政策金利を巡り金融当局を再び批判


ECB、11月までに国債買い入れ再開の可能性(独シュピーゲル紙)
◎ドラギ総裁がユーロ圏経済の浮揚に向け国債買い入れを⑪月までに再開する意向。

ゴールドマン
◎S&P500種構成企業の4000件の決算発表・電話会議を分析、大企業の景況感悪化、少なくとも1年で最低。


EU(英タイムズ)
◎欧州委員会は、英国がEUと合意なく離脱した場合に北アイルランドに経済的打撃が及ぶことを想定し数十億ポンド規模の支援を準備。

ハモンド英財務相
◎ジョンソン氏が首相就任なら辞任。合意を伴わないEUからの離脱も辞さない首相を支えることはできない。

ジョンソン氏(英テレグラフ)
◎EUと合意した離脱協定で懸案となっている部分を盛り込まない自由貿易協定(FTA)をEUと結ぶことで、膠着する離脱問題を打開できる。


カンボジア
◎中国に海軍基地の一部利用を許可との報道を否定。

中国商務省
◎中国、EU・日本・韓国・インドネシアの一部ステンレス製品に23日から反ダンピング関税

新華社
◎米中が長期化する貿易戦争の終結を目指す中、一部の中国企業が米国産農産物の新たな購入を模索。
◎中国企業はこれまでに穀物や農産物を購入するため、米輸出企業に問い合わせを行ったほか、関税の適用免除を申請しており、国務院関税税則委員会が申請書を審査する専門家を手配するという。


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