2019/07/31

2019年7月31日(水)欧州・米国市場序盤の動き

2019年7月31日(水)欧州・米国市場序盤の動き

さすがに月末、それぞれにインパクトのある指標の発表は多いが、FOMCの発表を前にしては、その威力も限定的。

独DAXをはじめ欧州株は総じて強く、英FTSEは弱い。独債利回りは軟調で安値を更新。為替相場はFOMCを前にしてポジションの調整なのか、昨日に続きドルは主要通貨で強弱混在。

GBPUSDの上昇が目立っており、期末要因なのかFOMC前のポジションの調整なのか? 欧州市場の序盤から買いが強まり一時1.2230台まで上昇。

欧州市場に入ってからは、仏HICPは前年比1.3%(前回1.2%)とやや強く、ユーロ圏GDPは前年比1.1%(予想1.0%)、ユーロ圏CPI前年比1.1%(予想1.1%)と変わらず。イタリアGDP前年比0.0%(予想-0.1%)と何とかプラス圏で2期連続のマイナス=リセッションを免れたが、EURUSDの相場への影響は限定的。ただ、独債利回りの低下などもあり、米国市場に入るとEUR売りの流れが強まっている。

カナダのGDPは強く前年比1.4%(予想1.3%)、前月比0.2%(予想0.1%)と強くでてCADが急伸している。

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15:00    GBP 7月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比0.3%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比0.3%(予想0.1% 前回0.5%)

15:45    FRN 7月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.2%(予想-0.3% 前回0.2%)、前年比1.1%(予想1.1% 前回1.2%)、HICP前月比-0.2%(予想-0.3% 前回0.3%)、HICP前年比1.3%(予想1.2% 前回1.4%)→ 予想を下回る

16:55    GER 7月 雇用統計:失業率=5.0%(予想5.0% 前回5.0%)、失業者数=前月比0.1万人(予想0.2万人 前回-0.1→
0.0万人)→ 失業率は変わらず、失業者は予想を下回る
18:00    EUR 6月 失業率=7.5%(予想7.5% 前回7.5→7.6%)

18:00    EUR 第2四半期GDP・速報値=前期比0.2%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比1.1%(予想1.0% 前回1.2%)

18:00    EUR 7月 消費者物価指数・速報値=HICP前月比予想 前回0.2%、HICP前年比1.1%(予想1.1% 前回1.3%)、コア(除くエネルギー)前年比1.1%(予想 前回1.2%)、コア(除く食品・エネルギー・アルコール・たばこ)前年比0.9%(予想1.0% 前回1.1%)→ 予想を下回る

19:00    ITL 第2四半期GDP・速報値=前期比0.0%(予想-0.1% 前回0.1%)、前年比0.0%(予想-0.1% 前回-0.1%)→ マイナスを脱却し0.0%と予想を上回る

21:15    USD 7月 ADP雇用統計=前月比15.6万人(予想15万人 前回10.2万人)→ 予想を上回る

21:30    USD 第2四半期 雇用コスト指数=前期比0.6%(予想0.7% 前回0.7%)→ 予想と前回を下回る

21:30    CAD 5月 月次GDP=前月比0.2%(予想0.1% 前回0.3%)、前年比1.4%(予想1.3% 前回1.5→1.6%)→ 予想を上回る

21:30    CAD 6月 鉱工業製品価格=-1.4%(前月比予想 前回0.1→-0.1%)、原材料価格指数=前月比-5.9%(予想 前回-2.3→-2.4%)→ ともに予想外に低下

22:45    USD 7月 シカゴ購買部協会景気指数=44.4(予想51.5 前回49.7)

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