2019/07/29

2019年7月29日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年7月29日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日、発言や経済指標の発表予定は見られず。日経平均株価は小幅安、上海総合も弱く、欧州市場に入りFTSE100は上昇するも、独DAXはマイナス圏を抜け出せず。米10年債利回りは軟調に推移。

為替相場は、緩やかなドル買いが続く中で、英外相発言で合意なきEU離脱リスクを意識したGBPUSDの下落が目立つ。金融市場はFOMCの0.25%の利下げを織り込みながら、米雇用統計もありこれら焦点が絞られ事前に新たに大きくポジションを傾けることもできず、短期的なテクニカルシグナルで相場が動く状態となっている。

相場全体では債券利回りに連動した為替相場となっているが、その連動制もやや弱まっている。余談ながら豪州株価続伸し2007年11月の過去最高値に迫る。

USDJPYは、前日の安値108.56で108.50の壁は固いと思われていたが、週末にはクジラのGPIFが「為替リスク回避取引を開始」との報道を意識したのか、108.50を割り込むと108.42まで下落するも、結局は108.60台までと、元の水準まで逆戻り。

EURUSDは、一時1.1139まで上昇するも続かず1.1110台となんとか前日の安値1.1110台を死守するも、取り巻くリスクとECBの緩和期待は変わらず、強さも感じられず。

GBPUSDは、前日の安値1.2370台を割り込み、1.2330台へ続落。ラーブ英外相の「10月31日に合意の有無に関係なく離脱する準備が整うだろう」との発言も一因に。年初の安値を割り込み1.2330台と2年ぶりの安値へ下落。


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ラーブ英外相
◎政府が合意なきEU離脱の準備を加速させており、10月31日に合意の有無に関係なく離脱する準備が整うだろう。

中国国家外為管理局(SAFE)
◎外貨準備の多様化を着実かつ慎重に進めていく方針。
◎外貨準備の構成が明らかにされ、2014年時点のドル建て資産の比率が58%と、1995年の79%から低下したが、2014年以降は国家機密とみなされ公開されず。

豪州株価続伸
◎2007年11月の過去最高値に迫る

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