2019/07/29

2019年7月29日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2019年7月29日(月)欧州・米国市場序盤の動き

FOMCを控え動きにくい中、ポンドは合意なきEU離脱のリスクに一人負けで大幅安。

欧州株は強く、独に英FTSEは2%近い上昇となり、米債利回りは小幅ながら軟化している。WTIは56ドル台前半で動けず。

為替相場はGBPUSDの0.9%台の下落を筆頭にドル高の流れとなっているがUSDCHFだけは小幅ながらドル売りへと動き、リスク回避のCHF買いが強まっている。一方のリスクヘッジ通貨のJPYは欧州市場に入り大枠108.60~70の狭いレンジで前日終値とほぼ同水準で動きが感じられず。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

トランプ大統領
◎FRBの小幅な利下げでは不十分。

英首相報道官
◎離脱合意が変わらなければ、合意なき離脱の準備に焦点移す

日米貿易交渉、
◎茂木経済再生相は、8月1、2日にワシントンで閣僚級協議を開催へ。
◎先行きのリスクは通商問題、中国経済などに留意


※※※※※※※※※※※※※※※※※

ラーブ英外相
◎政府が合意なきEU離脱の準備を加速させており、10月31日に合意の有無に関係なく離脱する準備が整うだろう。

中国国家外為管理局(SAFE)
◎外貨準備の多様化を着実かつ慎重に進めていく方針。
◎外貨準備の構成が明らかにされ、2014年時点のドル建て資産の比率が58%と、1995年の79%から低下したが、2014年以降は国家機密とみなされ公開されず。

豪州株価続伸
◎2007年11月の過去最高値に迫る

※※※※※※※※※※※※※※※※※

週末の動き

クドロー国家経済会議(NEC)委員長
◎大統領は安定的なドルを求めている。

米政治メディアのポリティコ(ドル安誘導の提案は拒否)
◎ナバロ大統領補佐官(通商製造政策局長)がトランプ大統領に対し、通商交渉で中国に圧力をかけるためのドル安誘導に関して提案したが、即座に拒否されたという。

クドロー国家経済会議(NEC)委員長
◎来週に上海で再開する米中通商協議について、重要な合意が得られるとは予想していないが、米交渉団は貿易障壁の引き下げに向けた建設的な交渉を改めて開始する地合いを整えたいと考えている。

米第2四半期・速報値の詳細
◎個人消費支出(PCE)、連邦政府支出、ならびに州および地方自治体の支出が増加。
◎民間在庫投資、輸出、非住宅固定投資および住宅固定が減少。
◎国内総購入の物価指数は、前期0.8→2.2%、PCE物価指数0.4→2.3%、コア1.1→1.8%へ上昇。

アイルランドのコーブニー外相
◎ブレグジットを巡りジョンソン英首相がEUと衝突する方向に突き進んでいる、首相の姿勢を「全く役に立たない」と批判。"

アイルランドのバラッカー首相
◎ブレグジットを巡るジョンソン英首相の「譲れない一線」を理解するために会談。

ジョンソン新英首相
◎支出を後押しするために景気刺激策や減税政策を導入する"

格付け会社フィッチ
◎南アフリカの信用格付けに対する見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。
◎格付けはジャンク級(投機的等級)の「BBプラス」を維持。"

ECB公表の専門家による四半期調査
◎インフレ期待は低下、成長率予想は据え置きへ。
◎失業率予測、2019年7.8→7.6%、2020年7.6→7.4%
◎成長率予測、2019年1.2→1.2%、2020年1.4→1.3%
◎インフレ予測、2019年1.4→1.3%、2020年1.5→1.4%

エルドアン・トルコ大統領
◎トルコ中銀の利下げは十分でない。単会的な利下げの継続が必要。

スペイン議会は前日25日
◎暫定首相を務めるペドロ・サンチェス氏の首相就任を巡る信任投票を行い、反対多数で否決した。サンチェス氏は再選挙を避けたいとした上で、急進左派ポデモスと連立政権交渉を続ける意向はない