2019/07/25

2019年7月25日(木)アジア・欧州市場の動き

2019年7月25日(木)アジア・欧州市場の動き

日経平均株価は小幅上昇、上海総合も小幅上昇、欧州主要国の株価も上昇傾向を維持し、独債利回りはマイナス金利を更新し、米債利回りも弱含みで推移。為替相場はドル全面高で、21:30時のドラギECB総裁の記者会見待ち

EURUSDは、ECB理事会を前にしてアジア市場は大枠1.1130~45の狭いレンジで推移。欧州市場に入り予想外に弱いIFO企業景況感指数に直後は1.1120台まで下落するも、下げ止まり1.1149まで反発。注目のECB理事会は政策金利の据え置きを決定、発表直後は瞬間的に1.1160台まで上昇するも続かず。逆に独10年債券利回りは安値を更新したこともあり安値を割り込み1.1110台とEUR売りへ。

AUDUSDは、大枠0.6970~85の狭いレンジから、ロウ豪中銀総裁から追加緩和を示唆する発言に、0.6965まで下落し、その後は大枠0.6960~75のAUD安値圏で推移。

TRYJPYは、トルコ中銀は政策金利を24.0→19.75%へと予想外の大幅引き下げを実施。声明では、経済見通しは強気で、インフレの改善によるものとし、国内景気を押し上げるポジティブな利下げと判断して、直後のTRYJPY18.94→18.64に下落後は、逆に一時19.07と上昇へし、高値圏で推移。

USDJPYは、アジア市場の108.24を高値に、欧州市場の序盤では108.04まで下落、他の主要国通貨の変動が続く中、大枠108.00~15の狭いレンジで推移している。

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TRY トルコ中銀 金融政策発表=政策金利24.0%→19.75%へ大幅に引き上げを実施、市場予想は2%引下げ22.0%

EUR ECB理事会=政策金0.0%の据え置きを決定、予想通り


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ロウ豪中銀総裁(この発言を受け、豪債利回りは低下し年内最安値を更新し、AUD売りが強まる)
◎必要ならば追加緩和策を講じる用意がある。
◎豪中銀の6月と7月の利下げは需要を支えている。
◎長期間にわたり金利を低めに抑えることが予測される。
◎中銀のインフレ目標を上下に調整する必要はない、現在の2~3%を堅持。
◎豪中銀がインフレ目標の見直しに関する議論に関心を持ち、定期的に分析している

トルコ中銀予想外の大幅利下げを実施
◎政策金利の1週間物レポレートを24.00→19.75%とへ、翌日物借入金利22.50→18.25%と予想外の大幅な利下げを実施。
◎声明で経済見通しに強気、インフレの改善によるものとし、国内景気を押し上げるポジティブな利下げと判断して、直後のTRYJPY18.94→18.64と売りから逆に一時19.07と上昇へ。

スペインのサンチェス暫定首相
◎組閣に必要な十分は支持を得られず。


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