2019/07/28

最新のIMMポジションから見えること(7月28日)

最新のIMMポジションから見えること(7月28日)

集計日が7月23日の最新データのIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションの合計は前週の-179,751→ー169,612(10,139減少)と通貨の売りが減少しており、カナダドルの買い+ポンドの売り志向が続いています。

5月7日からの計12週で、9週間も通貨のショートが減少し、その合計も197,155コントラクトと大きく、ドル換算では396億ドルから161億ドルまで大きく変化しています。つまり、米国の利下げ期待が強まってからはドルに対する信頼感が低下していることになります。

この間の変化をドルに換算し通貨別にみると、円売りポジションは、104→11億ドルに減少、ユーロ売り148→54億ドルに減少、豪ドル売り40→34億ドルに減少。ポンド売り6→61億ドルに増加、カナダドル売り34→買い23億ドルへと変化、豪ドル売り40→34億ドルに減少しています。

前週との変化を通貨別にみると、ユーロ、ポンド、スイスはショートでショートがさらに拡大し、円、豪ドル、NZドルはロングでトータルのショートは減少、カナダドルはロングが拡大しています。トータル・ポジションでは前週に続きカナダドルだけがロングを維持しており、ポンドはブレグジットのリスクから前週に続き最もショートが多い状態に変化はありません。

詳しくは別表をご覧ください。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
X