2019/07/30

2019年7月30日(火)欧州・米国市場序盤の動き

2019年7月30日(火)欧州・米国市場序盤の動き

相変わらず明日のFOMC待ちで、市場のコンセンサスは0.25%の利下げで、今後の緩和継続の有無が焦点。米中通商協議は、期待度が大きく低下しどこか蚊帳の外に。

経済指標では、独CPIは前年比1.7%と予想を上回るも、HICP前年比1.1%と弱さが目立っている。米国市場に入ってコアPCEデフレータの前年比や1.6%と前回より増加しているが予想い届かず。CB消費者信頼感指数は135.7(予想125.0)と強さが目立っている。

為替相場はEURとJPYを除きドルは全面高で推移し、JPYは日銀の緩和期待が削がれ、米中通商協議で何等かの合意期待も薄れ、クロスでも上昇傾向を強めている。

EURUSDは、EURショートの巻き戻しなのか月末の特殊要因なのか不明ながら、1.1110台をボトムにし徐々に底値を切り上げてはいるが、200時間MA=1.1170台を上抜けるだけの勢いがあるか疑問。

独DAX、英FTSE共に下落、米株も下落からスタート。米債利回りは軟化し、WTIは高値から値を下げるも一時57.55ドルまで上昇。 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

GER 7月 消費者物価指数・速報値=前月比0.5%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比1.7%(予想1.5% 前回1.6%)、HICP前月比0.4%(予想0.5 前回0.3%)、HICP前年比1.1%(予想1.3 前回1.5%)→ 予想を上回る

USD 6月 個人所得=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.5→0.4%)、個人支出=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.4→0.5%)、PCEデフレータ=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.2→0.1%)、前年比1.4%(予想1.5% 前回1.5→1.4%)、コアPCEデフレータ=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.2%) 前年比1.6%(予想1.7% 前回1.6→1.5%)→ ほぼ予想の範囲内

USD 5月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏)=前年比2.39(予想2.4% 前回2.54→2.53%)、216.94万件(予想216.9 前回215.68→215.66万件)

USD 6月 NAR住宅販売保留件数=前月比2.8%(予想0.3% 前回1.1%)、前年比-0.6%(予想0.7% 前回-0.8%)→ 前月比は予想外に増加、前年比は逆に予想外に低下

USD 7月 CB消費者信頼感指数=135.7(予想125.0 前回121.5)、前月比予想 前回-9.8、現況指数=170.9(予想 前回162.6→164.3)、期待指数=112.2(予想 前回94.1→97.6)、

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トランプ大統領
◎中国が通商協議で時間稼ぎしていることを非難。