2019/07/24

2019年7月24日(水)欧州・米国市場序盤の動き

2019年7月24日(水)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は堅調に推移し、米債利回りは低下、WTIは57ドルを中心に上下から上昇へと変化。為替相場は通貨間で動きは異なり、GBP+NZDは上昇、逆にAUDは弱く、JPY+EURは、ほぼ変わらず。

米中通商協議はライトハイザー、ムニューシンの両氏は、30~31日に上海で中国高官と協議を行うと発表、何等かの合意期待にリスク選好の動きが期待したが、米株は下落からスタートし、米債利回りの低下は止まらず。米PMIはほぼ予想通りで変わらず、米新築住宅販売件数は予想より強い結果となった。

EURUSDは、欧州主要国の各PMIは予想外に弱く、明日25日のECB理事会で何らかの緩和策が発表される可能性を意識した、EUR売りに一時1.1127まで下落、その後も1.1150台をトップに買いも弱く戻りも限定的。

GBPUSDは、GBPショート巻き戻しが広まるタイミングで、ジョンソン新英首相は、シニアアドバイザーにEU離脱派の運動「ボート・リーブ」を指導した、カミングス氏を起用との報道もあり一時1.2522まで続伸し、1.2480台をボトムにGBP買いが強まる。

USDJPYは、アジア市場の108.28を高値に欧州市場の序盤では107.99まで下落。一時108.18まで値を戻すも、積極的な円売りも見られず、逆に米債利回りの低下にJPY買い圧力も存在。

USDCADは、1.3130~50のレンジから、米国市場に入り一時1.3110台まで下落と、原油価格の上昇もありやや上値が重くなっている。

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16:15    FRN 7月 総合PMI・速報値=51.7(予想52.5 前回52.7)、製造業・PMI=50.0(予想51.6 前回51.9)、サービス業PMI・速報値=52.2(予想52.8 前回52.9)→ 予想を下回る

16:30    GER 7月 総合PMI・速報値=51.4(予想52.3 前回52.6)、製造業・PMI=43.1(予想45.2 前回45.0)、サービス業PMI・速報値=55.4(予想55.3 前回55.8)→ 予想を下回る

17:00    EUR 7月 総合PMI・速報値=51.5(予想52.1 前回52.2)、製造業・PMI=46.4(予想47.6 前回47.6)、サービス業PMI・速報値=53.3(予想53.5 前回53.6)→ 予想を下回る

22:45    USD 7月 総合PMI・速報値=51.6(予想 前回51.5)、製造業・PMI=50.0(予想50.9 前回50.6)、サービス業PMI・速報値=52.2(予想51.8 前回51.5)→ ほぼ予想通り

23:00    USD 6月 新築住宅販売件数=前月比7.0%(予想5.3% 前回-7.8→-8.2%)、64.6万件(予想65.9万件 前回62.6→60.4万件)

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ムニューシン財務長官
◎ライトハイザー通商代表部(USTR)代表が29日に中国に向かい、30~31日に上海で対面による通商協議を行う。
◎協議はその後ワシントンで継続する方針。

欧州投資銀行(EIB)
◎キプロス沖でのトルコの石油・ガス掘削活動を、欧州委員会が「違法」とみなし、トルコ政府に関連する新規の融資を少なくとも年末まで凍結する。

ジョンソン新首相
◎シニアアドバイザーに、EU離脱への支持を有権者から取り付けたEU離脱派の運動「ボート・リーブ」を指導した、カミングス氏を起用