2019/07/01

2019年7月1日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年7月1日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

米中貿易戦争はとりあえず休戦で合意し米朝首脳会談のおまけつき。米中首脳会談を受けた米中通商協議の再開と追加制裁関税の休止に、多くが期待していた通り、日本株、中国株は大幅高。債券利回りは上昇と、リスク回避の巻き戻しへと動く。

当然ながら、リスクヘッジ通貨の円は売りの影響が危惧され、オセアニア市場から円売りが強まり、為替相場は円売りが強まり、早朝には一時108.507まで上昇。108.10をボトムに日本株の上昇もあり底堅く推移。

ただ、米中貿易戦争の休戦により、中国経済と結びつきの強いAUDUSDとNZDUSDは上昇すると思われたが、逆に下落し、欧州市場に入るとポイントとなっていた200日MAを割り込み6月下旬の水準まで続落。ニュートラルと思っていたEURUSDも下落。原油価格の上昇も加わり買われると思われたCADも弱く、現時点ではドルは全面高。

AUDUSDは、ファーウェイに米国製品を条件付きながら売ることを認められ、中国経済へのプラス材料に、経済面での結びつきが強いAUDの買いが強まると思われた。オセアニア市場では先週末から買いが先行し一時0.7035まで上昇するも続かず。弱い中国PMIに0.7000の大台を割り込み、戻り高値も0.7008が限度で0.6990まで続落している。

原油価格はついに60ドル台へ上昇。日経平均株価は+2.19%、上海総合も+1.98%、米10年債利回りは2.034%と上昇傾向を維持している。


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8:50    JPY 第2四半期 日銀短観=大企業製造業業況判断=7(予想9 前回12)、先行き=7(予想6 前回8)、大企業非製造業業況判断=23(予想20 前回21)、非製造業先行き=17(予想19 前回20)、大企業全産業設備投資=前年度比7.4%(予想8.1% 前回1.2%)→ 製造業は予想を下回るも、非製造業は

10:00    AUD 6月 TD証券インフレ期待=前月比0.0%(予想 前回0.0%)、前年比1.6%(予想 前回1.7%)
10:45    CNY 6月 Caixin 製造業PMI=49.4(予想50 前回50.2)→ 予想を下回る

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