2019/07/05

2019年7月5日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年7月5日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、米独立記念日の狭間で米雇用統計待ちのアジアと欧州市場は小動き。それにしても米独立記念日のセレモニーは派手、この期間は約4000万人の米国民が移動するとの報道もあった。

為替相場はどちらに転ぶか不明ながら、米雇用統計後の上下変動リスクを意識し小動きで、米債利回りの上昇と歩調を合わせてドル高傾向を維持。

日経平均株価は終盤にかけようやく上昇、上海総合も後半にかけ上昇傾向を維持。欧州市場に入り株価は軟調に推移、独・英国10年債利回りは小幅上昇、米債10年債利回りも1.939%台から1.96%台へ上昇。原油価格は56.50近辺へと下落。

EURUSDは、米雇用統計前で1.1280~90の狭いレンジから、独製造業受注が前月比-2.2%(予想-0.2% 前回0.3%)、前年比-8.6%(予想-6.3% 前回-5.3%)と予想外の弱く出たことで、ECBの緩和の方向性を再確認でき、前日の安値と過去3日間のボトムラインとなる1.1270前後を割り込み、時1.1256まで下落。

USDJPYは、米雇用統計を前にして、日経平均株株価の下げ幅は限定的で逆に終盤にかけては上昇。米債利回りも上昇傾向にあり107.80割れをボトムに、過去2日間の高値となる107.80~90の売りを消化し、欧州市場の序盤では108円の大台まで上昇。テクニカルでは200時間MAをボトムに上昇傾向が続いているが、米雇用統計の結果で上下いずれの方向にでも動くリスクはあり、108円台から投機的な動きは弱まる可能性も。

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15:00    GER 5月 製造業新規受注=前月比-2.2%(予想-0.2% 前回0.3%)、前年比-8.6%(予想-6.3% 前回-5.3%)→ 予想と前回を大幅に下回る

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GPIF
◎2018年度の運用利益は+2兆3795億円、3月末の資産額は159兆2154億円に増えた。

中国外務省報道官
◎中国は責任ある大国として通貨切り下げ競争には加わらない


ムーディーズ(4日)
中国の格付け「A1」を据え置いた。見通しは「安定的」。経済全体のレバレッジの高まりを抑制し、公的セクター支援や金融の安定維持のためのリソースを動員する財政・政策手段があると指摘。