2019/07/04

2019年7月4日(木)昨日3日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年7月4日(木)昨日3日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

4日の米独立記念日の休日の前日、米株は短縮取引で動きも緩慢。近く再開する米中通商協議も気になる。

米利下げ期待は変わらず、米株高+米10年債利回りは2年半ぶりの水準へ低下、為替相場は通貨間で動きは異なり、コモディティ連動性の高いAUD+NZD+CADが強く、GBPは小幅ながら軟化し、JPY+CHF+EURは前日とほぼ変わらず。

米貿易赤字は5か月ぶりの水準へ拡大、米総合PMIは予想と前回を上回り強いが、米製造業新規受注は弱く、ISM非製造業景況指数も弱さが目立ち、7月の米利下げ期待は変わらず。逆にカナダの貿易黒字額は予想を上回りCAD買いの材料へ。

米株は休日前の短縮取引の中で上昇しダウは+179.32(+0.67%)と強い。米債利回りは1.95%と下げ止まってはいるが前日から続落。ただし、2年債は1.76%とほぼ前日の水準まで回復。原油価格は株高や石油掘削リグ稼働数の減少に57ドル台まで上昇。

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EURUSDは、主要国のPMIがまずまずの結果の中で、スウェーデン中銀は予想通り政策金利の据え置きを決定するも、利上げの意向を繰り返したことでEURSEKは10.55台→10.48台まで下落。EURUSDはこのタイミング近くに1.1269まで下落しこれをボトムに、トランプ大統領のツィート「中国と欧州は大きな通貨操作ゲーム」を受けたEUR買いに1.1312まで急伸するも続かず。結局は米休日の前日で動きは鈍く、大枠1.1270~00の狭いレンジが続いた。

USDJPYは、107.90で取引が始まり、仲値近辺の107.54をボトムに、米債利回りの低下に円買いの流れを意識しながらも、米国市場に入り米2年債は下げ幅を縮め一時前日比を上回り、107.89まで値を戻し、結局は米休日の前日で動きは鈍く元の水準に逆戻り。

USDCADは、貿易収支の発表までは大枠1.3090~20のレンジで上下するだけ。米貿易収支の発表と同タイミングに発表されたカナダ貿易収支はマイナス予想に反して7.9億カナダドルの黒字となり、1.3095→1.3064まで下落。1.3084を戻り高値に原油価格の上昇もあり1.3060台まで続落中。

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21:15    USD 6月 ADP雇用統計=前月比10.2万件(予想14万人 前回2.7→4.1万件)→ 前回から上昇するも予想を下回る

21:30    USD 5月 貿易収支=-555憶ドル(予想-534億ドル 前回-508→-512億ドル)→ 赤字額は予想を上回り5か月ぶりの高水準

21:30    USD 週間新規失業保険申請件数=22.1万件(予想22.0万件 前回22.7→22.9万件)、

21:30    CAD 5月 貿易収支=7.6億カナダドル(予想-15 前回-9.7→-10.8億カナダドル)→ 前回分の赤字額が上方修正されるも、予想外の黒字へ

22:45    USD 6月 総合PMI・改定値=51.5(予想50.6 前回50.6→50.9)、サービス業PMI・改定値=51.5(予想50.7 前回50.7→50.9)→ 予想と前回を上回る

23:00    USD 5月 製造業新規受注=前月比-0.7%(予想-0.5% 前回-0.8→-1.2%)、→ 予想より赤字額が拡大

23:00    USD 5月 耐久財受注=前月比-1.3%(予想-1.3% 前回-1.3%)、除く輸送機器・前月比0.4%(予想 前回0.3%)、

23:00    USD 6月 ISM非製造業景況指数=55.1(予想56.0 前回56.9)→ 予想を下回り製造業に続き弱さが目立つ。

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クドローNEC委員長
◎米中の通商協議は数週間中に本格化する。
◎米中の次の対面協議はまもなく始まるだろう。
◎中国との協議が行われている間は関税の撤廃はない。

ペンス米副大統領
◎理由説明もなく遊説の予定が突然中止となり、ワシントン郊外の空軍基地から呼び戻され、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談。→ この動きの背景を市場は危惧。

トランプ大統領(ツィート)
◎中国と欧州は大きな為替操作ゲームに興じており、米国と競うためシステムにマネーを送り込んでいる。
◎われわれも同じ事をやるべきだ。そうでなければわれわれは、他国が何年も前からゲームを続けるのを座っておとなしく眺めている間抜けであり続けることになる。

トランプ米大統領
◎ハト派とされるセントルイス地区連銀のクリストファー・ウォラー執行副総裁と、欧州復興開発銀行(EBRD)米国理事のジュディ・シェルトン氏をFRB理事に指名へ。

ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長
◎「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を承認し、金利を下げ、トランプ大統領の成長計画を推進すれば、ダウ平均は3万ドルに到達する。
◎米国と中国の間にあるのは正当な「貿易摩擦」であって、貿易戦争ではないと述べ、両国の通商交渉は「軌道に戻った」

メスター・クリーブランド連銀総裁
◎予想よりも、成長が鈍化している可能性。
◎利下げを決定する前に、インフレデータが必要
◎インフレ率は、2.0%付近へ収れんする見通し

米貿易収支(単位十億ドル)
5月の数字は、中南米(4.1ドル)、香港(2.6ドル)、シンガポール(0.6ドル)、ブラジル(0.5ドル)、サウジアラビア(0.1ドル未満)、およびイギリス(0.1ドル未満)で、何十億ドルもの黒字を示している。 0.1ドル)。赤字は、中国(30.1ドル)、欧州連合(16.9ドル)、メキシコ(9.1ドル)、日本(6.0ドル)、ドイツ(5.8ドル)、カナダ(3.6ドル)、イタリア(2.6ドル)、フランス(2.1ドル) 、インド(1.9ドル)、台湾(1.5ドル)、韓国(1.4ドル)、およびOPEC(0.1ドル)。

カナダの赤字は5月に18億ドル増加して36億ドルになりました。輸出は3億ドル減少して243億ドルとなり、輸入は15億ドル増加して279億ドルとなりました。欧州連合の赤字は5月に18億ドル増加して169億ドルとなった。輸出は2億ドル増加して272億ドル、輸入は20億ドル増加して441億ドルとなりました。日本の赤字は5月に5億ドル減少して60億ドルとなった。輸出は5億ドル増加して66億ドル、輸入は1億ドル未満から125億ドルに増加しました。

欧州委員会
◎イタリア政府が1日に発表した2019年の財政赤字目標を引き下げたことを受け、イタリアに対する過剰財政赤字是正手続き(EDP)発動の勧告を見送る姿勢へ。

スウェーデン中銀金融政策発表
◎政策金利-0.25%に据え置きを決定、予想通り→ ただ、利上げの意向をあらためて繰り返し、同中銀の予測では引き続きレポ金利が「年末ないし来年初めにかけて再び引き上げられることになる」との見通しを示したことで、SEKは上昇。

イラン・ロウハニ大統領
◎欧州各国が7日の期限までに経済支援を提示できなければ、原子炉を再稼働させ、ウラン濃縮を拡大すると表明。
◎ウラン濃縮の水準はもはや3.67%ではないだろう」とし、「合意はなかったこととし、望むだけ濃度を引き上げていく

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