2019/07/20

最近のIMMポジションから見えること(7月20日)

最近のIMMポジションから見えること(7月20日)

集計日が7月9日の最新データのIMMポジションから。直近の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションは売り越しでー179,751コントラクトと前週の-189,912からショートが10,161減少しています。

6月に入り今回の集計までの合計では、7通貨合計は164,152コントラクトとのロングで、トータルポジションでもショートの減少が続き、米金利低下の期待にドル買いのポジションが緩やかに減少していることがわかります。

前週からのポジション変化の特徴としては、円、ポンド、スイスのショートが拡大し、逆にユーロと豪ドル、NZドルなショートが減少し、カナダドルはロングが拡大となっています。

円は、7月2日の集計日でネットショートが-1,227まで減少、ようやくネットのショートから抜け出しロングへの変化が期待されながらも、2週続けてショートが拡大しており、ある程度の円高水準でさらに積極的に円を買う動きをためらっているように感じられます。

一方、カナダドルは7月2日にネットポジションがショートから唯一ロングへと変化し、今回のデータでもロングが拡大とカナダドル高期待が強く感じられます。

ポンドのネットポジションは-76,357と最も多く、10月31日に合意なきEU離脱をするのか、それとも再延長となるのでしょうか? ブレグジットリスクを市場は織り込みながら緩やかに売りポジションを拡大させていることがわかります。

詳しいデータは別表をご覧ください。
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