2018/01/11

2018年1月11日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月11日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

またも、中国ネタに相場が動くが、債券・株式・為替市場の動きは鈍い。

中国政府筋が、米国債購入の縮小に関する報道を否定する中、米債利回りは落ち着きを見せ、株価は軟調に推移。USDJPYを含めクロスでは円売り傾向が続き、AUDUSDは強い小売売上高を受けて強含みで推移。結果、AUDJPYは0.7%近く上昇と目立っている。

日経平均株価は-77.77(-0.33%)と小幅低下。中国株は小幅高で、上海総合とハンセンは小幅高へ。米10年債利回りは2.541%(-0.015)、2年債も1.969%(-0.008)と小幅低下。原油価格(WTI)は63.50と小幅低下。

USDJPYは、111~115円のレンジ相場を継続中で、昨日の安値111.27、早朝の111.32を安値に111円台前半では買い意欲は強い。また、AUDJPYを筆頭にクロスでも円売りへと変化し、底堅い動きを後押ししている。何れにしても112.20~30がポイントとなりそうで、米10年債と連動性の高いUSDJPYに戻ってくるのか、今日の米国市場の10年債の動きは目が離せない。

USDCADは、米国がNAFTAを離脱するとの見方を強めているとの報道も、トランプ政権がNAFTA離脱通知を交渉戦術に用いているだけの可能性に、USDCADは1.2530~60に固定され動けず。

AUDUSDは、豪小売売上高は前月比1.2%(予想0.4% 前回0.5%)と、予想を大幅に上回り豪ドル買いが強まり、0.7838→07881まで上昇(なぜか不思議?)、押し目も0.7850と限定的ながら、0.7900の壁は超えられず。

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AUD 11月 小売売上高=前月比1.2%(予想0.4% 前回0.5%)→ 予想を大幅に上回り豪ドル買いが強まる

JPY 11月 景気先行指数・速報値=108.6(予想108.6 前回106.5)、一致指数=118.1(予想117.9 前回116.4)

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中国政府筋=米国債購入の縮小などに関する報道を否定。中国国家外為管理局(SAFE)は、中国当局が米国債購入の縮小または停止を検討しているとの報道について、誤った情報を基にした可能性がある。

ビルロワドガロー総裁=昨年4四半期の経済活動が予想以上に堅調で、2017年の経済成長見通しを上方修正する方針。

トランプ米大統領=NAFTA離脱通知を交渉戦術に用いる可能性。