2018/01/30

2018年1月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年1月30日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場も株安と債券利回りは上昇し、為替相場はドル買いからドル売りへと変化。ただし、米一般教書演説を終えるまでは気が抜けず。

為替相場は、アジア市場は米一般教書演説を前にタカ派発言を期待し、月末要因もあり、アジア市場から欧州市場の序盤にかけてはドルの買いの流れが続くも、欧州市場に入るとドル売りへと一変。

EURUSDは強いユーロ圏GDPもあり1.2330台→1.2440台へと急伸するも、独CPIが予想外に弱く上げ止まる。GBPUSDも1.4000の大台を割り込み1.3980まで下落→1.4140台へ上昇。

AUDUSD0.8040台→0.8110台へ、NZDUSD0.7280→0.7350へと上昇。USDCADも1.2380→1.2310へ下落。そして、USDJPYも109.20→108.50台へ下落とドル売りのながれが続く。

欧州株は弱く、STOXXEURO600は-2.32(-0.58%)、FTSE100、独DAXも下落へ。米10年債利回りは2.7%台を維持し上昇、2年債も一時2.168%に上昇するなど強さを維持。独10年債も0.7%を試す動きへと上昇、英10年債も1.45%台を維持し上昇傾向は止まらず。

ユーロ圏GDPは予想通りで、前年比は2.7%で前回が上方修正され、2017年通年では2.5%と10年ぶりの高水準。独CPIは前年比1.6%、コア前年比1.1%、HICI前年比1.4%と弱く一時EUR売りへと動く。

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EUR 1月 景況感指数・確報値:経済信頼感=114.7(予想116.2 前回116.0→115.3)、工業信頼感=8.8(予想8.9  前回9.1→8.8)、サービス業信頼感=16.7(予想18.5 前回18.4→18.0)、ビジネス景況感指数=1.54(予想1.67 前回1.66→1.60)→ 予想を下回る

EUR 1月 消費者信頼感指数・確報値=1.3(予想1.3 前回1.3)

EUR 第4四半期GDP・速報値=前期比0.6%%(予想0.6% 前回0.6→0.7%)、前年比2.7%(予想2.7% 前回2.6→2.8%)→ 前回が上方修正され、予想通りの結果となる

GER 1月 消費者物価指数・速報値=前月比-0.7%(予想-0.6% 前回0.6%)、前年比1.6%(予想1.7% 前回1.7%)、HICP前月比-1.0%(予想-0.7% 前回0.8%)、HICP前年比1.4%(予想1.6% 前回1.6%)→ 予想を下回りEUR売りが強まる。

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カタルーニャ自治州議会議長=新たな州首相候補の信任表決を、予定の30日から延期

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