2018/01/20

最新のIMMポジションから、2018年1月20日(土曜)

最新のIMMポジションから、2018年1月20日(土曜)

最新の集計日が1月9日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、ネットのポジションは前週比で+34,627→+44,877コントラクトと通貨のロングが増加し相対的にドルはやや弱気な動きとなっている。

今回のデータも相変わらず円のショートと、ユーロのロングと相反するポジションは変わらず。ロングNO.1のユーロはロングがやや減少、ショートNO.1の円もショートはやや減少し、トータルでは2週連続でロングとなっている。

また、集計時ベースでのドル換算ポジションはドルショートで90億ドルと、昨年10月17日のドルショート131億ドルに次ぐ水準まで拡大し、全体ではドル売りポジションが拡大していることになる。

【円】前週-125,536→-119,350(6,186)
円は、5週間ぶりに円売りが6,186コントラクト減少するも、2016年11月29日から続く円売りポジションは60週間も継続中で、円売りの金額もドル換算で135億ドルと非常に高水準が続いている。

【ユーロ】前週144,691→139,490(-5,201)
ユーロは、4週間ぶりに買いが-5,201コントラクト減収するも、2017年5月9日から続くユーロ買いポジションは37週間も継続中で、ユーロ売りの金額もドル換算で214億ドルと非常に高水準が続いている。

【ポンド】前週25,492→26,204(712)
ポンドは、前週から712コントラクト買いが微増し、昨年の11月28日から8週連続でロング維持しているが、大きな変化は見られず。ポンド買いの金額もドル換算で22.6億ドルにとどまっている。

【カナダドル】前週17,461→17,556(95)
カナダドルは、前週から95コントラクト買いが微増し、昨年7月18日から27週連続でロングを維持しているが、予想外にロングは伸びず。1月17日のカナダ中銀利上げは集計日の翌日ながら、市場は利上を期待していたにもかかわらず、あまりにも小幅でやや驚き。カナダドル買いの金額はドル換算で14.1億ドルにとどまっている。

【豪ドル】前週5,458→10,074(4,616)
豪ドルは、前週から4,616コントラクト買いが微増し、2週連続の増加となっているが、ネットでは10,074コントラクトと限定的で積極的な豪ドル買いとは言い難い。豪ドル買いの金額はドル換算で8億ドルに留まっている。



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