2018/01/16

2018年1月16日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月16日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替市場は米国市場の本格的な参戦待ちなのか様子見ムードが強い。独CPIは予想通りながらPPIは弱くやや軟調、GBPUSDも英CPI待ちなのか値動きは予想外に緩慢。

日経平均株価は続伸、+236.93(+1.0%)上昇。上海総合やハンセンも上昇し株高の流れを維持。米10年債利回りは軟化、2年債は2.01%でほぼ変わらず。

USDJPYは+0.25%と最も変動幅が大きく、早朝の110.47をボトムに実需筋の買いに上昇。ただし、111円台を回復できず110.70~95の狭いレンジながら、111.20~50の上値を抜けなければ更なる上昇も期待薄。

EURUSDは、1月11日のECB議事録か始まった独10年債利回りの上昇+EUR高は継続中、昨日のハンソン・エストニア中銀総裁は「経済が見通し通りであれば9月にもQEを終える可能性」、「ECBは夏前には政策ガイダンスの調整をするべき」とのタカ派発言。独二大政党による連立政権継続の可能性、ドイツ連邦銀行のドンブレット理事の「独連銀が人民元を外貨準備に組み入れることを決定した」と表明。EUR高と人民元高が続いている。何れにしても、1.2260近辺を中心とした狭い値動きで、欧米市場待ち。

GBPUSDは、テンレイロ・BOE政策委員の「次の三年間で2回利上げが必要になる見込み」発言。先週金曜日のスペイン・オランダはソフトBREXITを求めることで合意との発言、こちらもアジア市場では小動きながら相場変動のリスクは高い。

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人民元上昇=基準値USDCNH=6.4372は2015年12月以来の元高水準。

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