2018/01/16

2018年1月16日(火曜)昨日15日、海外市場の動き(午前5時30分ごろ)

2018年1月16日(火曜)昨日15日、海外市場の動き(午前5時30分ごろ)

米国市場が休場の月曜日。米株や債券市場は休場の中で、為替相場は主要国通貨+新興国通貨+資源関連通貨でドル売りが進む。

欧州株は軟調で、StoxxEurope600は-0.66(-0.17%)、独DAXは-44.52(-0.34%)、英FTSE100も-9.50(-0.12%)。アジア市場でも上海総合やハンセンも低下。

独10年債利回りは0.587%(+0.006)と小幅上昇、英10年債利回りは1.323%(-0.016)と低下。原油価格(WTI)は64.81+0.51(+0.79%)と上昇傾向が続く。

AUDUSDは+0.71%と、早朝の0.7900台をボトムに、原油価格の上昇+中国経済の安定の可能性(18日GDP予想6.7~6.8%)+独連銀の人民元の外貨準備組み入れ方針に、中国経済と関連性の高いAUDを評価。アジア、欧州・北米市場では0.7979と0.80の大台一歩手前まで上昇して足踏み。0.7967~79のレンジで推移。

NZDUSDも+0.69%と、前週末NY市場の終値からギャップを空け売りからスタートし0.7219で取引が開始するも、これをボトムにアジア、欧州・北米市場では0.7315まで上昇、0.7300近くまでやや軟化するも高値圏で推移。

EURUSDは+0.53%と上昇。1.21台の前回の高値を更新し2014年12月の水準へ上昇中。テクニカルベース、ECBの9月で資産買い入れ終了の可能性、独連銀の人民元の外貨準備組み入れ方針、独2大政党の連立合意の動き、先週後半の独債利回りの急伸(15日はやや軟化)。多くの材料がEURの上昇を示している。気がかりなのはEURロングの調整やECBの通貨高牽制発言。

USDJPY-0.44%と一時110.33まで下落するも、110円の大台は何とか維持。早朝の111.18を高値に、111.50を超えるまではドル売り傾向が止まらず。110の大台を試す動きが期待できるも、円クロスでは上昇傾向を維持できず、クロスでの円高の度合いでUSDJPYの下げ幅も決まりそう。110円割れからの積極的なドル売りもためらう。

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ハンソン・エストニア中銀総裁(独紙)=域内の経済やインフレが予想通りに推移した場合、ECBは9月以降、債券買い入れを一気に終了する可能性も。

スペインのラホイ首相(15日)=カタルーニャ自治州議会が首相に前職のプチデモン氏を再選すれば、中央政府の直接統治を続ける方針を明言。

ユーロ圏のブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI)=1.7520%と11か月ぶりの高水準。

ユーロ圏貿易収支、8か月ぶりの高水準=季調済=225億ユーロ(予想223億ユーロ 前回190億ユーロ)


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