2018/01/27

最新のIMMポジションから、2018年1月27日(土曜)

最新のIMMポジションから、2018年1月27日(土曜)

集計日が1月23日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、ネットのポジションは前週比で+44,877→+70,547コントラクトと、昨年10月24日以来の高水準で、通貨のロングが増加し相対的にドル売りポジションが拡大していることが予想されます。

今回も、円のショートはNO.1で、ユーロもロングNO.1の地位は維持しており、円とユーロは、ほぼ同金額で相反するポジションとなっています。円、スイスとNZドルは前週と同じくショートで変わらず、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドルもロングで変わっていません。

特徴は、各通貨とも前週と比べ突出した増減は見られず、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドル、NZドルは+5~6千台と増加幅は横一列、言い換えれば円とスイスを除けば幅広い通貨で、通貨のロング(ドル売り志向)が拡大していると言えるでしょう。


【円】前週-119,350→-122,870(-3,520)
円は、2016年11月29日か61週間連続してショートで、NO.1の地位を維持しています。USDJPYは23日の集計日では110円台で推移していましたが、先週末に一時108.20円台まで円高が進んだことで、円売りポジションも縮小している可能性が高いと思われ、次週の数字の変化が楽しみです。

【ユーロ】前週139,490→144,717(5,227)
ユーロは、2017年5月9日から38週間連続してロングロングで、NO.1の地位を維持しています。144,717コントラクトのユーロ買いのポジションは、1月9日を上回り私がデータを取り出した2009年1月以来で最大となっています。EURUSDも集計日の1.22台から一時1.25台まで上昇しており、ユーロ買いポジションがさらに拡大していると思われます。

【ポンド】前週26,204→33,045(6,841)
ポンドは、2017年11月28日から9週連続してロングで、ユーロに次ぐNO.2の位置にあり4週連続して小幅ながらポンド買いが拡大しています。GBPUSDも集計日の1.40近辺から一時1.43台まで上昇しており、ポンド買いポジションがさらに拡大していると思われます。

【カナダドル】前週17,556→22,557(5,001)
カナダドルは、2017年7月18日から28週連続してロングで、ポンドに次ぐNO.3の位置にあり3週連続して小幅ながらカナダドル買いが拡大しています。USDCADも集計日の1.24台から一時1.23を割り込む水準まで低下しており、カナダドル買いがさらに拡大していると思われます。

【豪ドル】前週10,074→16,679(6,605)
豪ドルは、3週連続してのショートから、1月9日からは逆に3週連続でロングの位置にいます。ネットポジションは16,679コントラクトと予想外に少なく、集計日の0.80から0.81台まで上昇しており、豪ドル買いポジションが拡大していると思われます。

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