2018/01/18

2018年1月18日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月18日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替市場は小動きながら前日の米国市場から続くドル買いの流れが継続。豪雇用統計では雇用者数が予想外に拡大、中国成長は予想を若干上回り通年では6.9%と前年6.7%から上昇し中国経済への安心感が復活。

日経平均株価は一時2万4千円台乗せまで上昇するも、結局は-104.97(-0.44%)と下落、上海総合やハンセン株は引き続き強い。米10年債利回りは2.6%+0.013まで上昇し、2年債も2.052%と2%の大台が定着し、共に上昇傾向が続く。原油価格(WTI)は63.99+0.02(+0.03%)と64ドル台からやや軟化。

AUDUSDは、豪雇用統計で失業率は小幅上昇するも、雇用者が予想外に拡大、一時0.7994と0.80の大台を再トライするも届かず、0.7940台まで下落。中国GDPは予想を上回り2017年通年では10年来の強さで、0.7980台へと上昇するも続かず。昨日の0.8020台を除けば、結局は0.7940~0.8000のレンジを継続中。

USDJPYは昨日まで110.19まで下落し110円の大台を試す動きは一変し、円高傾向は影が薄くなり、円ロングの巻き戻しが断続的に下値を堅くしている。市場では昨日の本邦サイドのドル買いに合わせ、米アップルが海外で保有している現金を本国へ還流させるリパトリのドル買いの観測が広まり、アップルに続くドル買いの思惑がUSDJPYを底堅くさせている。結局は111.10~50のレンジで動きは鈍い。

EURUSDは、通貨当局者のEUR高けん制発言続き、ECBの早期フォワードガイダンスの変更も難しいとの思惑で、大きな上昇傾向は変わっていないものの、EURロング巻き戻しが継続中。アジア市場は早朝の1.2165をボトムに1.2200~20の上値が重く、上下の変動な鈍い。

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9:01    GBP 12月 RICS住宅価格指数=8%(予想0.0% 前回0.0%)

9:30    AUD 12月 雇用統計: 失業率=5.5%(予想5.4% 前回5.4%)、雇用者数=前月比34,700人(予想15,000人 前回61,600→61,600→63,600人)、正規雇用者数15,100人(予想 前回43,600人)、アートタイム雇用者数19,500人(予想 前回→20,000人)→ 失業率は悪化するも雇用者数は増加

13:30    JPY 11月 鉱工業生産・確報値=前月比0.5%(予想 前回06%)、前年比3.6%(予想 前回3.7%)、設備稼働率=前月比0.0%(予想 前回0.2%)

16:00    CNY 第4四半期GDP=前期比1.6%(予想1.7% 前回1.7%)、前年比6.8%(予想6.7% 前回6.8%)
16:00    CNY 12月 鉱工業生産=前年比6.2%(予想6.1% 前回6.1%)、

16:00    CNY 12月 小売売上高=前年比9.4%(予想10.2% 前回10.2%)、

16:00    CNY 12月 固定資産投資=年初来前年比7.2%(予想7.1% 前回7.2%)

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中国2017年GDP成長率は6.9%(2016年6.7%)と、通年で10年依頼の加速で、中国当局にとっては過剰な借り入れを抑える余地が広がった。

前日のドル買いは、米アップルが海外で保有している現金を本国へ還流させ、約380億ドルの税金を支払うと発表しドル買いの材料となった。

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