2018/01/12

2018年1月12日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年1月12日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

来週月曜日がキング牧師生誕記念日で3連休の週末金曜日。注目の米CPIは前月比が低下しコアが上昇、小売売上高は予想と変わらず。

結果、直後の米10年債利回りは2.547%台へと低下後に、2.59%台まで急伸。ダウは90ドル近く上昇。原油価格は63.41ドルとやや軟化。

為替市場の動きは複雑で、USDJPY+USDCHF+USDCADは上昇し直後のドル高からドル売りへと変化。EURUSD+GBPUSDは上昇傾向を維持、USDJPYは上昇しクロスでも円売り傾向へ。

EURUSDは、早朝の1.2030台をボトムに、東京市場午前9時の取引参加が増える時間帯で上昇が始まり、1.2066まで上昇。その後は1.2040~60の狭いレンジへ。欧州市場に入り「独二大政党が大連立政権継続に向けた政策文書で合意」との報道に1.2130台へ上昇。米国市場に入って米CPIと小売売上高に1.2115~50のレンジで強さを維持。

USDJPYは、動きは緩慢で、仲値直前の111.06を安値に、大枠111.20~35の狭いレンジで推移。米CPIと小売売上高、米3連休前の週末金曜日であることを考えると、発表を前にして積極的に動きにくい状況が続く。米国市場に入って米CPIと小売売上高に、クロスで円売りが強まり111.70まで上昇後、111.40台で推移。

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USD 12月 消費者物価指数=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回2.2%)、コア前月比0.3%(予想0.2% 前回0.1%)、コア前年比1.8%(予想1.7% 前回1.7%)→ 前月比は予想を若干下回るも、コアは予想と前回を上回る

USD 12月 小売売上高=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.8→0.9%)、コア(除自動車燃料)前月比0.4%(予想0.4% 前回0.4→0.9%) 除自動・ガソリン=前月比0.4%(予想0.4% 前回1.0→0.9%)→ 予想と変わらず

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ユーロ圏短期金融市場=年内にECBが利上げする確率70%を織り込む。

独二大政党が大連立政権継続に向けた政策文書で合意。ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)は12日、徹夜での協議の末、正式な連立政権交渉入りに向けた政策文書で合意した。