2018/01/19

2018年1月19日(金曜)アジア・欧州市場の動き

2018年1月19日(金曜)アジア・欧州市場の動き

週末の金曜日、米10年債の利回りは2.6%台が定着し上昇傾向が続くも、19日の期限を前にして上院で暫定予算案は可決できず。米政府機関閉鎖を回避できるかは不透明で、弱いながらもドル売りの流れが続き、JPYはクロスでも上昇気味。

USDJPYは、アップル(17日)のレパトリ(本国への資金還流)によるドル買い需要を気にし、米10年債利回り上昇のドルかい要因も、米政府機関の閉鎖リスクは残り、円の買い戻しが続く。USDJPYはアジア市場の111.12を高値に欧州市場にかけて続落、昨日の安値水準に並ぶ110.70近くまで下落、17日の上昇スタートの水準110.60が大きなポイントになっている。

EURUSDは、買い復活で、早朝の1.2232をボトムに欧州市場にかけて、前日の高値1.2265を上回り1.2280まで緩やかに上昇中。引き続き、17日のアジア市場の高値1.2322、米国市場の高値1.2288が上値のポイントになっている。

AUDUSDは、前日の豪雇用統計と中国GDPから続く豪ドル買いの流れを維持。昨日の高値0.8007となる0.800の大台を早朝にクリアし、アジア市場の早朝0.7990台をボトムに、0.80の大台を維持し、欧州市場に貼ると0.8020台へと上昇中。

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日経平均株価は23808.06+44.69(+0.19%)と小幅上昇。上海総合やハンセンも上昇傾向続く。

米10年債利回りは上昇傾向が続き、一時2.641%まで上昇。米2年債利回りは一時2.061%まで上昇するも伸びは鈍い。原油価格(WTI)は63.28-0.67-1.05%と弱く、一時62.85まで下落している。

米共和党保守派、下院採決直前に暫定予算案支持に回り、米下院は18日に2月16日までの暫定予算案を可決、上院通過は民主・共和両党の議員がさまざまな理由で下院案に反対しており、協議はきょうまで続く見通しで19日の期限が迫る中で不透明感が残る。

19日までに新たな予算措置が決まらなければ、連邦政府機関が一部閉鎖に追い込まれるが、米議会の与野党は移民政策を巡り対立しており、機関閉鎖を回避できるかは不透明