2018/01/08

2018年1月8日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き


2018年1月8日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き

東京市場が休場の週明け月曜日。為替市場は先週金曜日と逆で、ドル高+円高。気になっていた暴露本「炎と激怒-トランプ政権の内側」はバノン氏がトランプ大統領に謝罪。

アジア・オセアニア・欧州市場と株価の上昇が続き、シドニー株は10年ぶり、インド株は一時最高値を更新。独・英国債券は買われ利回りは低下、米10年債利回りは2.471%、2年債は1.96%と小幅上昇。原油価格(WTI)は61.76と+0.32(+0.52%)上昇。

中国の外貨準備は3年ぶりの増加、韓国では韓国当局が為替の一方的な動きには果敢に対応すると発言、USDKRWでドル買い・KRW売り介入のウワサが流れ、ドル買いの要因の一部ともなる。

USDJPYは、113円台をボトムに何とか下げ止まり、東京市場が休場の薄商いの中でドル買い戻しが主要国通貨で強く、113.20台へ上昇。UDKRWの急騰に113.39まで上昇するも続かず、クロスでは円の買い戻しも強まり、再び振出の113円台へ逆戻り。

EURUSDは、アジア市場の1.2050台を高値に、EURロングの巻き戻しが強く、USDKRWの上昇もあり前日の1.2020台を割り込みとストップの売りも入り1.1980台へ下落。戻りも1.20台がやっとで上値の重い展開が続く。

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韓国当局=為替の一方的な動きには「果敢に」対応する。為替介入実施との一部観測も流れる。

バノン氏=内幕本「後悔している」と、トランプ大統領に謝罪。

メルケル独首相=ドイツには安定政権必要と訴え、SPDとの予備協議開始

バイトマン独連銀総裁=ECBは資産購入プログラムの終了日を設定すべき。物価見通しは、物価安定維持に十分な水準への復帰と一致している。私見では、プログラム終了の具体的な期日を設定し、資産買い入れの終了を明確にすることは正当化される。

中国人民銀行=12月末の中国の外貨準備高は、3.14兆ドル億ドルと、11月末から202億ドル増加し、2016年9月来の高水準。

ウイリアムズSF連銀総裁(6日)=米経済は減税により今後底上げされるとし、FRBは3回の利上げを行うべき。

メスター・クリーブランド連銀総裁(6日)=失業率が低水準にとどまり今年は約4回の利上げを想定。金融の安定性確保には、より迅速に対応できるマクロプルーデンス手段を講じるが限界があり、金融政策による対応が必要な場合も。