2018/01/30

2018年1月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米金利の上昇は止まらず、米一般教書演説のドル高期待感と、月末のポジション調整に主要通貨はピークから続落するも、株安の流れに円買いが続き、円はクロスで全面高。

日経平均株価は前日の米株下落の流れもあり、-337.37(-1.43%)と大幅下落、中国株、アジア株、豪州株も軒並み下落。一方、債券利回りの上昇は止まらず、米10年債は一時2.736%まで上昇、2年債は2.112%と大きな変化は見られず。原油価格(WTI)は、65ドル台を割り込み売りの流れが続いている。

為替相場はドル売りの調整とでもいうのかドルが上昇、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDと-0.5%近く下落。止まらぬ米金利の上昇やFOMCの年内4回の利上げ期待によるドル買いなのか不確実ながら、トランプ大統領の米一般教書演説を今夜に控えて「インフラ再構築・改善の計画、規制緩和の取り組みの継続、移民制度の見直し」など期待感も一部に見られる。

USDJPYは、一時109.20台まで上昇するも、日経平均株価や中国株・アジア株の下落に伴い、リスク回避の円買いも強く、クロスでの円買いも続き108.60台まで下落し、ようやく下げ止まる。

EURUSDは、前日のクノット・オランダ中銀総裁から「ECBの債券買い入れについて9月以降の終了を明確にすべき」との発言も高値は1.2430止まりでEUR買いに結びつかず。アジア市場ではNY市場の高値1.2390台を超えられず、欧州市場の序盤にかけては、昨日1.2337の安値水準に並ぶ1.2340まで値を下げている。