最新のIMMポジションから、2018年1月6日(土曜)
集計日が1月2日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、ネットのポジションは前週比で-39,043→-16,167コントラクトとショートを維持しながらも減少しています。
12月中旬から強まった為替市場のドル売りに反して、主要7通貨のネットでは3週間続けてショート・ポジションを維持しており、IMMのポジションでは極端なドル安思考になってないのが分かります。
円のネット・ショートは-121,766、ユーロのネット・ロングは+127,868とほぼ同数となっており、結果的に見ればEURJPYの買いを選択しているのと同じことに思えてなりません。それ以外では、前週比で見ると大きな変化は見られず、ポンドとカナダドルはロングを維持、スイス、豪ドル、NZドルはショートを維持しています。
【円】-116,086→-121,766(-5,680)
円は、ネット・ショートNO.1の座は変わらず。2016年11月29日から58週連続でショートを維持し、昨年10月10日から13週連続で10万コントラクトの大台を維持しており、円安を狙った動きは変わらず。
【ユーロ】92,148→127,868(35,720)
ユーロは、ネット・ロングNO.1の座は変わらず。2017年5月9日から35種連続でロングを維持し、127,868はロングに転換してからのレコードで、ユーロ高を狙った動きは変わらず。
【ポンド】12,676→16,235(3,559)
ポンドは、11月28日から6週連続でネット・ロングを維持しているが、ポジションの偏りは少なく、ブレグジット交渉の第一段階がクリアして以降も為替市場のポンド上昇に反してより緩やかな動きへ。
【カナダドル】17,346→14,739(-2,607)
カナダドルは、7月18日から25週連続でネット・ロングの座を維持。為替市場では昨年クリスマス前後から1.2600のレンジ下限を割り込みカナダドル高へと動くも、ロングポジションは10月の7万台をピークと比較すると低水準で推移。
【豪ドル】-13,639→-20,026(-6,387)
豪ドルは、6月20日~12月12日まで26週間続いたネット・ロングポジションは、12月19日にショートへと変化し3週連続で継続。12月上旬から続く為替市場のAUDUSD買いの流れに連動せず。
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