2018/01/26

2018年1月26日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月26日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、相場変動は止まらず。早朝の欧州勢はGBPUSDを中心にドル売りを選択。

ここ一両日は、ムニューシン米財務長官とトランプ米大統領との米国発の発言に為替相場は変動。本日はトランプ大統領はダボスでどのような発言をするのであろうか? 「為替政策とTPP交渉」に関しての発言の有無は非常に注目されており、あってもなくても相場変動の材料にされやすい。

また、今日週末の金曜日には、英国と米国のGDPや、カナダCPIなど相場変動につながりやすい経済指標の発表が控えている。

アジア市場の早朝は、前日のトランプ大統領の「最終的にドル高が望ましい」と、過去の自説を覆す発言の流れを受けたドル買いも続かず。冷静に考えればドル高発言も信憑性に疑問がもたれ、TPP交渉への参加の前提も曖昧で現実味に疑問符が残る。東欧・中東市場が取引を始め、早出の欧州勢が参加しはじめると再びドル売りが強まる。

EURUSDは、早朝の1.2370をボトムに再び1.2480台まで上昇し、1.2500の大台を再トライする動きへ。

GBPUSDは、早朝の1.4107をボトムに1.4260台まで上昇し、昨日のトランプ発言からの下落水準へと値を戻す。

USDJPYは、早朝のドル買いが強く、日本のCPI発表後には一時109.77まで上昇するも続かず。中東・欧州勢の参入と共に、他の主要通貨でドル売りが強まり、109円近くまで続落。前日の安値でもありテクニカルポイントでもある108.50を割り込める、それともそれをボトムに再上昇するのか注目。

日経平均株価は-37.61(-0.16%)と小幅安、上海総合は強くHangSengは大幅上昇へ。

米10年債利回りは2.628%と変わらず、2年債も2.096%と小幅な上昇にとどまっている。原油価格(WTI)は65.46ドルと-0.08%低下。

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JPY 12月 全国消費者物価指数=前年比1.0%(予想1.1% 前回0.6%)、除く生鮮=前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)、除く生鮮・エネルギー=前年比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)

JPY 1月 東京都区部消費者物価指数=前年比1.3%(予想1.1% 前回1.0%)、除く生鮮=前年比0.7%(予想0.8% 前回0.8%)、除く生鮮・エネルギー=前年比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)

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