2018/01/29

2018年1月29日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年1月29日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

イベントや指標の発表も極めて少ない週明け月曜日、アジア市場は1月最終週で、明日30日の米一般教書、FOMC、米雇用統計を控え動きにくいムードは強い。

ただし、一般教書では「通商交渉、移民政策、インフラ歳出」などに言及する可能性もあり、事前の期待が薄ければ逆にドルブルに動きやすい。

また、FOMCでは金利据え置きはほぼ間違いないと思われるも、一部では「声明でリスクバランスが上方修正される可能性と、インフレ評価もタカ派的表現に書き換えられるかも可能性」も指摘されるなど、ドルを売りくいムードにさせている。

最も、USDJPYを除く主要通貨では早すぎる自国通貨高に対して通貨当局が懸念を示す可能性もあり、この面からも積極的にドルを売りにくくしている。

日経平均株価は、上昇幅を縮小し前日とほぼ同水準で終了。上海総合や香港株は下落。米10年債利回りは2.685%+0.022と上昇、2年債も2.132%+0.02の上昇となった。原油価格(WTI)は66.36+0.21(+0.32%)と上昇は止まらず。

USDJPYは、大枠118.50~0のレンジでやや底堅さが増している。 
EURUSDは、前週終値1.2430台を高値に1.2385まで下落、50%戻しの1.2410近辺で推移しているがやや上値は重い。
GBPUSDは、先週終値から早朝ギャップを空け1.4120台でスタート。1.4150台超が重くなりつつある。

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資本市場の動向などを協議する「情報交換会合」が開催される。定期会合の一環で、昨年10月5日以来。外国為替相場の現状も議論するとみられる。

スペイン憲法裁=プチデモン前州首相がベルギーに滞在したまま州首相に就任することはできないと決定。カタルーニャ州議会はプチデモン氏に対する信任投票を30日に予定。

ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)による連立交渉の本協議が26日始まり、2月2-4日をめどに交渉をまとめたい考え。

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FOMCはよりタカ派になる可能性(ブルームバーグ)=声明でリスクバランスが上方修正される可能性と、インフレ評価もタカ派的表現に書き換えられるかも可能性も。