2018/01/04

2018年1月4日 昨日3日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年1月4日 昨日3日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

昨年中旬ごろから続くドル売りの流れもやや一服。米ISM製造業景気指数は強く建設支出も強く、やや強気なFOMC議事録後にもドル買いの勢いは弱い。

FOMC議事録では、「利上げペースの加速が必要になる可能性を指摘する一方、物価上昇率が2%に届かないリスクも議論」とありCMEのFedWatchでは若干強気。米10年債利回りは低下するも2年債は上昇。10年債は2.448%(-0.014)、2年債は1.940%(+0.012)とFOMC議事録語にやや上昇へ。

米株は上昇、ダウは+98.67(+0.40%)、NasdaqとS&P500も上昇へ。欧州株も強くStoxxEurope600は+1.87(+0.48%)、英FTSEと独DAXも上昇へ。原油価格(WTI)は上昇、61.78+1.41(+2.34%)と2年半ぶりの高値へ。資源価格も上昇傾向が続き、CRBIndexは0.635(+0.33%)と強い。

USDJPYは、相変わらず狭いレンジ相場で2日の112.05~80のレンジ内。アジア・欧州市場では112.17~40の狭いレンジで推移。強い米ISM製造業景気指数と建設支出を受け112.50へ上昇するも続かず112.28まで下落。FOMC議事録を受けて112.60まで上昇し112.40~50近辺で推移。円はクロスではAUDJPYを除きやや円高へ。

EURUSDは、前日2日の1.2081を高値にEURロングの調整が続く。アジア市場の1.2066、欧州市場序盤の1.2060、強い独雇用統計後の1.2044を高値に上値が切り下がり、強い米ISM製造業景気指数と建設支出を受け1.2000まで下落。1.2030台を回復するも、FOMC議事録の発表後には再び1.2000をトライするも失敗。1.2000~30のレンジで推移。

USDCADは、原油価格や資源価格の上昇にも2日の1.2500、今日の1.2500をボトムにCADロングの調整が続く。アジア・欧州市場は1.2500~30のレンジ相場で下値トライが続く。米国市場に入り強い米経済市場もあり1.2548まで上昇、FOMC議事録後には1.2553まで上昇するも戻りも限定的で1.2540近辺で推移。

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17:30    CHF 12月 SVME購買部協会指数=65.2(予想64.5 前回65.1)→ 予想と前回を下回る

17:55    GER 12月 雇用統計: 失業率=5.5%(予想5.5% 前回5.6→5.5%)、失業者数=-2.9万人(予想-1.3万人 前回-1.8→-2.0万人)→ 予想より失業者数が減少へ
18:30    GBP 12月 建設業PMI=52.2(予想53.1 前回53.1)→ 予想と前回を下回る

0:00    USD 12月 ISM製造業景気指数=59.7(予想58.2 前回58.2)→ 予想と前回を上回り、9月の60.8来の高水準

0:00    USD 11月 建設支出=前月比0.8%(予想0.5% 前回1.4→0.9%)→ 前回が下方修正されるも予想を上回り、金額ベースでは過去最高

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FOMC議事録(12月13日)=メンバーらが年内追加利上げの必要性を全般的に確信しているとの見方が広がり、米短期金利先物相場は3月利上げ予想がやや高まった。

FOMC議事録(12月13日)=投票権持つメンバーと持たないメンバーほぼ全員が12月利上げ支持し6カ月ぶりに利上げを決め、18年には引き続き年3回の利上げ見通しを公表するも、一部委員は物価の停滞を理由にこの利上げペースに慎重な姿勢を示していたことが分かった。

FOMC議事録(12月13日)=政刺激策などでインフレ圧力が高まり利上げペースの加速が必要になる可能性を指摘する一方、物価上昇率が2%に届かないリスクも議論。

FOMC議事録(12月13日)=多くの委員は物価の停滞は「一時的」との見方を維持したが、技術革新やグローバル化でインフレ圧力が弱まっている可能性を指摘する委員もいた。

原油価格(WTI)約2年半ぶりの高値へ=OPEC・非OPECの減産姿勢、イラン情勢や、底堅い米独経済指標を受けて上昇。

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