2018/03/14

2018年3月14日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年3月14日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

前日のティラーソン米国務長官の突然の解任劇による米政府への不信感(いつものことですが)、トランプ政権が最大600億ドルの中国製品に関税を課す計画が流れるなど、米国=トランプ政権に対する警戒感は消えず。

結果、アジア市場では、株安+債券買い(利回り低下)と米国発の材料にリスク回避の動きと、米ペンシルベニア州下院補欠選挙では民主党のラム候補が勝利宣しドル売り傾向が続く。

一方、日本国内では、森友文書疑惑の更なる政治的混迷も強まり、一般的に言われる「日本株安=円高」の動きも鈍く、森友文書問題では佐川前国税庁長官の国会招致が実現する見通しなどの「株安=円買」要因にも動きは鈍く、USDJPYは106.40~75のレンジで現状では106円台前半が固くなる。

AUDUSDは、リスク回避の動きに資源国通貨の売りが意識されたが、逆に中国の経済指標が強く底堅い動きへと変化。

USDCADは、前日のポロズ・カナダ中銀総裁のハト派発言に1.40直前まで上昇した反動に緩やかに下落し、1.2930台まで値を下げる。

日経平均株価は下落、上海総合やハンセン株も下落し、アジア株は総じて下落。米10年債利回りは2.832%と小幅低下、原油価格は   

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NZD 第4四半期 経常収支=-27.7億NZドル(予想-24.50億NZドル、前回-46.79億NZドル)、 対GDP比=-2.7%(予想-2.6% 前回-2.6%)→ 赤字額が予想を上回る

AUD 3月 ウェストパック消費者信頼感指数=前月比0.2%(予想 前回-2.3%)、103.0(予想 前回102.7)→ 前回から回復へ

CNY 1-2月 小売売上高=前年比9.7%(予想9.8% 前回9.4%)→ 予想を下まわるも前回より改善へ

CNY 1-2月 鉱工業生産=前年比7.2%(予想6.1% 前回6.2%))→ 予想を上回る

CNY 2月 固定資産投資=年初来前年比=7.9%(予想7.0% 前回72%)→ 予想を大幅に上回る

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【北米】
米ペンシルベニア州下院補欠選挙=民主党のラム候補が勝利宣言

【ユーロ圏・英国】
ブレグジット交渉=欧州連合(EU)は2週間前に公表した英国との離脱協定原案を修正したが、アイルランド国境に関する提案内容はほぼそのまま残した。メイ英首相は当初案に対し、これを受け入れられる英首相は誰もいないと反発していた。

【その他】
佐川前国税庁長官の国会招致が実現する見通し

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