2018/03/27

2018年3月27日(火曜)昨日26日、海外市場の動き

2018年3月27日(火曜)昨日26日、海外市場の動き

米株は急騰、米中間は通商政策に関して水面下で交渉中に貿易戦争のリスク低下をお題目に、先週まで続いたリスク回避で膨れ上がった円(スイスも含む)ロングの巻き戻しが加速。

終わってみれば米株が上昇、米金利は小幅高、VIXは大幅低下、原油価格は小幅下落。為替相場はドル売りが加速し、円は安倍政権の支持率低下=存続不安も残る。USDJPYは23日の高値105.29を超え105.50を目指し上昇、EURJPYは130円台が逆にボトムとなり131.40円を目指し1.3%近く上昇、GBPJPYは150円台を超え1.4%近く上昇するなど対主要国通貨で円は大幅下落。

リスク回避の巻き戻しの流れは資源関連通貨でも強く、AUDUSDは0.7690台をボトムに0.7750近くまで0.6%近く上昇、NZDUSDは0.7230台をボトムに0.7300まで0.8%台まで上昇。逆にUSDCADは1.2840台をボトムに下げ止まりカナダドルは弱く、一時1.2920台まで上昇から終盤にかけては1.2850台まで動き、結局は-0.19%と小幅は下落(カナダドル高)へと動いている。

他にも材料は豊富で、EU・米国のロシア外交官を国外退去に関係悪化、ツイッターも広告を禁止しビットコイン下落、金正恩氏は中国を電撃訪問。

ダウは24202.60と前日比+669.40(+2.84%)、Nasdaq+227.88(+3.26%)、S&P50070.29(+2.72%)と急騰。米10年債利回りは2.844%(+0.027)へ、2年債も2.291%(+0.025)の上昇。原油価格(WTI)は65ドル台半ばと前日比では小幅下落、VIXは21を割り込み下落。

EURUSDは、直接的な影響は不明でポジショントークの可能性も否定できないものの「ストラテジストはEURを選択」と、ドルの外貨準備からユーロに流れる環境が整うとのブルームバーグ報道にもあるようにEURは主要国通貨で最も上昇力が強かった。見える材料としては、ECB関係者のタカ派発言が目立つ中で、EUR売りポジションの巻き戻しがEURJPYを主に強まり、不安定なドルに代わり選択肢され、3月21日の1.2240をボトムに上昇傾向が続き、目先でも先週金曜日の1.2300をボトムに上昇傾向は止まらず。

USDJPYは、株価の上昇と連動し、リスク回避やテクニカルベースで膨れ上がった円ロングの激しい巻き戻しで他通貨での円りは激しくドルが全面安の中で、USDJPYだけは上昇傾向が止まらず。23日と早朝の104.60台をボトムにアジア・欧州の株高や「ムニューシン米財務長官とライトハイザー米通商代表が、中国が米国製自動車に課している関税の引き下げ、米国製半導体の購入拡大、米企業による中国金融セクターへのアクセス改善などを求め工作中」との報道もあり105円台を回復。米国市場に入っても米株の上昇もあり105.26まで上昇し、23日の高値105.29を超えられず上値の重い展開に一時104.91まで値を下げるも、終盤にかけては105.40台まで上昇。

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