2018/03/10

最新のIMMポジションから、2018年3月10日(土)

最新のIMMポジションから、2018年3月10日(土)

集計日が3月6日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションは、前週の+68,817→+65,644コントラクトと、通貨の買いポジションが-3,173減少し、ドルに対して若干強気の動きとなっていました。

引き続きユーロのロング・ポジションは132,972と抜き出ており、ポンド、カナダドル、豪ドル、NZドル(前週のショートからロング復活)を含めたロング合計160,966の約83%を占めており為替相場でもEURUSDは上昇傾向にあります。

一方、円の売りポジションは3週間続けて減少しUSDJPY相場も円高傾向で-86,845と昨年10月3日の水準へ逆戻りしています。ただ、スイスを含めた売りポジションの約91%を占めており、引き続き円の一人負け状態に変化はありません。

【円】前週-96,651→-86,845(9,806)
円の売りポジションはNo.1で変わらず、2016年11月29日から67週続きながらも、直近比では3週連続の減少で、昨年10月3日の水準に逆戻り。当時の集計日のUSDJPY終値は112.844で今回の集計日の106.13円と比較すれば、現在は6.7円近くの円高水準となっています。

【ユーロ】前週137,977→132,972(-5,005)
ユーロの買いポジションはNo.1で変わらず、2017年5月9日から44週続いています。今回の買いポジションは前週比で小幅な減少ながら、集計日のEURUSDの終値は1.2403と前週の1.2233とから大きくユーロ高となっています。

【ポンド】前週12,687→5,264(-7,423)
ポンドの買いポジションは2017年11月28日から16週間続き、過去6週間のデータでは、5週間で前週比から減少。相変わらずブレグジット交渉の不透明感がベースとなり買いポジションは昨年11月28日の水準へと逆戻りしています。GBPUSDは集計日ベースの終値で前週比1.3905→1.3885とポンド安へと動いています。

【カナダドル】前週22,220→19,565(-2,655)
カナダドルの買いポジションは2017年7月18日から34週間続いていますが、4週連続し前週比で減少し1月23日の水準を割り込み減少中。USDCADは集計日ベースの終値でも1.2775→1.2875とカナダドル安へと動いています。

【豪ドル】前週9,574→3,135(-6,439)
豪ドルの買いポジションは今年1月9日から9週続いていますが、直近では2週連続し前週比で減少し、ネットの買いポジションも3,135コントラクトとほぼニュートラルと考えてもいいでしょう。AUDUSDは集計日ベースの終値で0.7788→0.7828と逆に豪ドル高へと動いています。

別表もご覧ください。

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