2018/03/07

2018年3月6日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年3月6日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

韓国大統領府「北朝鮮と韓国が4月に首脳会議を行うことで合意」。北朝鮮は体制維持が保証されるなら、非核化にオープンとの報道に、リスク選好の円売りが強まり、円は一時全面安。

重要な経済指標や発言もなく緩やかな円高の流れに、USDJPYは105.85、EURJPY130.60まで下落するも、南北朝鮮の首脳会談実施との報道で、条件によっては非核化にオープンとの報道もあり、トランプ大統領も「北朝鮮との対話で進展の可能性」と発言、USDJPYは106.44までとアジア市場の高値まで上昇。

一方、EURJPYも132.02まで上昇するなど、円クロスではさらに円売りが加速。ただし、米株の上昇力は鈍く円売り圧力も弱まりUSDJPYは106円近辺で推移し、円クロスでは高値圏近くで揉み合いとなる。

欧州株は上昇し、米株も上昇からスタート。StoxxEuro600は+1.95(+0.53%)、独DAXや英FTSEも上昇へ。、独10年債利回りは0.676%(+0.031)、英10年債利回りは1.535%(+0.034)と上昇、米10年債利回りは逆に2.87%(-0.014)とやや軟化。原油価格(WTI)は62.65(+0.13%)と上昇へ。

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【米国】
カプラン・ダラス連銀総裁=貿易論争でも米景気見通しは変せず。 現在、完全雇用かそれを上回る水準にある。FRBは速やかに政策引き締めに着手すべき。

トランプ大統領=北朝鮮との対話で進展の可能性みられる

【ユーロ圏・英国】
ルメール仏経済・財務相=英国の金融サービスが欧州連合(EU)離脱後も域内で自由に営業できる可能性は低い。英国の金融機関のEU単一市場へのアクセスは限定的かつ部分的になる。

【その他】
黒田日銀総裁(参院議院運営委員会の所信聴取)=物価2%を実現するまで適切な金融緩和を続けていく。現在の強力な金融緩和を粘り強く続けることで、物価目標を実現できると述べ、物価2%目標の実現を最優先に政策運営する。出口戦略について現時点で具体的なことは言えない。手段は情勢に合わせ最適な組み合わせを用いる。

韓国大統領府=北朝鮮と韓国が4月に首脳会議を行うことで合意。北朝鮮は体制維持が保証されるなら、非核化にオープンと報道。対話が続いている間は核・ミサイル実験を凍結→ この報道を受けて円売りが強まる

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