2018/03/23

2018年3月23日(金曜)昨日22日 海外市場の動き

2018年3月23日(金曜)昨日22日 海外市場の動き

トランプ大統領は中国への「通商法301条」に署名し発動へ、米国は今日23日には鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置についての発動の予定で、貿易戦争へのリスクが高まり「米株は大幅安+米債利回りは低下」、リスク回避の流れに円は全面高で、主要通貨でドル買いの流れが続く。

USDJPYは-0.7%近くへ下落。アジア市場の106.09を高値に、前日の報道でUSTRは中国へ「通商法301条」を発動予定とあり、欧米株は弱く米国市場では105.26まで続落。発動の発表直後は「sell the fact buy the rumor」なのか105.81まで値を戻すも、米株の下げ幅が拡大するに従い105.30台まで再トライの動きへ。主要通貨でドル買いが強まる中で円は全面高。AUDJPYの-1.5%台下落を筆頭に主要通貨で円は0.7~0.9%近く上昇へ。

AUDUSDは-0.8%近くへ下落。アジア市場の0.7784を高値に豪雇用統計が弱く売りの流れが強まる。欧州市場では0.7765を高値に株安の流れに0.7700の大台を割り込み一時0.7687まで下落、米国市場でも「通商法301条」の発動後につけた高値0.7724を高値に米株安のリスク回避の動きが強く、特にクロスではAUD売りの流れが加速し0.7700近辺で推移。

GBPUSDは-0.2%台と小幅な下げにとどまる。BOEは予想通り金融政策を据え置くも、議事録では2名が利上げを支持、2.7%のインフレ率を2%に戻すために引き続き引き締めが必要になる可能性を指摘。5月の利上げ期待が高まり直後は1.4150台→1.4210台へ急伸から、直ぐに元の水準に逆戻りして、米国市場では1.4076まで続落するも下げ幅は限定的。

米株は大幅安、ダウは23,957.89-724.42(-2.93%)、S&P500とNasdaqも-2.5%前後と大幅下落へ。欧州株も弱く、EUROStoxx600は369.15-5.81(-1.55%)、英FTSE100と独DAXも大幅安へ。

米債利回りは低下、10年債利回りは2.823%(-0.060)へ低下、2年債も2.283%(-0.017)と低下。独10年債0.532%(-0.0625)、英10年債11.44%(-0.0924)低下へ。原油価格(WTI)64.27-0.91(-1.38%)と下落へ。