2018/03/28

2018年3月28(水曜)昨日27日、海外市場の動き

2018年3月28(水曜)昨日27日、海外市場の動き

米株は期待を裏切り下落、債券価格は上昇(利回りは低下)、原油価格は下落し、VIXは大幅上昇。リスク回避が復活し為替相場円買いが再開し。リスク敏感通貨のAUDUSDとNZDUDSは続落、EURUSDとGBPUSDは、実需に左右され米株の下落と連動し値を戻すも前日比からは弱い。

アジア・欧州市場の株高にも米株はハイテク株の売りが目立ち、ダウは200ドル近くの上昇から逆に一時500ドル近く下落し、23857.71-344.89(-1.43%)で終了、Nasdaq-2.93%、S&P500-1.73%も下落。

米債利回りは大量入札を控えた影響もあり低下、10年債は2.775%(-0.081)と6週間ぶりの低水準へ、2年債も2.270%(-0.04%)と低下。原油価格(WTI)は64.88-0.67(-1.04%)と下落、CRBは小幅低下し、VIXは22.50+1.47(+6.99%)と上昇。

USDJPYは、105.30台からスタートし欧州市場では株安=リスク回避の巻き戻しに105.90まで上昇。これを高値に米国市場では、米株の動きと連動しながら底堅い動きがみられるも、CB消費者信頼感も強さは見られず。円ショートの巻き戻しや、円クロスでの円買い戻しも強まり105.57~80のレンジで推移から、米株が続落し下げ幅を拡大する中で105.30台まで下落し、クロスでも円の買い戻しが復活し、結局は、元の水準となる105.30近くへと円高が復活し逆戻り。

欧州通貨は期末要因と企業買収案件も大きな影響を受け、米株の変動による動きは予想外に限定的。EURUSDは、アジア市場で1.2440~50台のレンジで推移するも、欧州市場の序盤では欧州株も強く、昨日の高値1.2462を上抜け一時1.2476まで上昇し、EURJPYも131.81の本日の高値まで上昇し逆に反落へ。オランダ・アクゾノーベルがカーライルに特殊化学事業を101億ポンドで売却との報道やドル買いの流れの中1.2475→1.2370台まで下落。これをボトムに1.2416まで値を戻し米株の大幅安の影響にも動きは鈍く1.2400近辺で推移。GBPUSDもノバルティス、ヘルスケアJV株を英GSKに130億㌦で売却との報道に一時売り圧力が強まり1.4060台まで下落から、米国市場にかけては1.4170台まで値を戻し1.4150台で終了

NY市場の終値近くでは、EURUSD-0.33%、GBPUSD-0.49%、AUDUSD-0.86%、NZDUSD-0.45%、USDCAD+0.34%、EURJPY-0.02%、GBPJPY-0.09%、AUDJPY-0.02%、NZDJPY-0.04%と、アジア・欧州市場では円売りが加速すぐも、結局は元の水準となる円高水準が復活。