2018年3月1日（木）欧州・米国市場序盤の動き
欧州市場は前日のNY市場とアジア市場の流れを受けた、株安＋債券利回り低下を継続。注目の米PCEデフレーターの前月比と、コアPCEデフレーターは前回を上回り、週間新規失業保険申請件数は1969年12月6日以来の水準へと改善。
為替相場はドル買いが強まり、USDJPYは107円台を一時回復、EURUSD＋AUDUSDは続落、逆にNZDUSDとUSDCADでドル売りが強まり、通貨間で動きは異なる。米株が上昇からスタートするとドル買いがさらに強まる。
USDJPYは、アジア市場の106.55をボトムにアジア、欧州市場と106.65～90の狭いレンジで推移。強い米経済市場にドル買いが強まり、米株が上昇からスタートするとUSDJPYは107円台上回る。
EURUSDは、欧州市場序盤に1.2210台と高値を付け、ユーロ圏の製造業PMI・確報値は予想と前回を若干上回る58.6、ユーロ圏失業率は改善するも動きは見られず。逆に1.2160台まで下落し、強い米経済指標のなかで1.2170～90のレンジで推移。
GBPUSDは、交渉難航との報道が多く、ハードブレグジットのリスクの中、明日のメイ首相のEU離脱交渉方針説明を明日に控え上値は重い。欧州市場序盤の1.3770台を高値に、英製造業PMIは55.2と予想・前回を下回ると一時1.3720台と続落し安値を付けるも底堅く、米国市場の序盤に1.3770台を回復。
EUROStoxx600は－3.01（－0.79％）、FTSE100 とDAXも続落。米10年債利回りは2.855％－0.007、独・英10年債利回り低下。原油価格（WTI）は61.20－0.45（－0.76％）と低下。
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GER 2月 製造業PMI・確報値＝60.6（予想60.3 前回60.3）→ 予想を上回る
EUR 2月 製造業PMI・確報値＝58.6（予想58.5 前回58.5）→ 予想を上回る
GBP 2月 製造業PMI＝55.2（予想55.0 前回55.3）→ 予想を上回るも前回より低下へ
GBP 1月 消費者信用残高＝13.57億ポンド（予想14億ポンド 前回15→15.8億ポンド）
EUR 1月 失業率＝8.6％（予想8.7％ 前回8.7％）→ 予想を上回り2008年12月以来の低水準
USD 1月 個人所得＝前月比0.4％（予想0.3％ 前回0.4％）、個人支出＝前月比0.2％（予想0.2％ 前回0.4％）、個人消費支出・価格指数（PCEデフレーター）＝前月比0.4％（予想0.4％ 前回0.1％）、前年比1.7％（予想1.7％ 前回1.7％）、コアPCE価格指数＝前月比0.3％（予想0.3％ 前回0.2％）、前年比1.5％（予想1.5％ 前回1.5％）→ PCEデフレーターの前月比と、コアPCEデフレーターは前回を上回る。
USD 新規失業保険申請件数＝21.0万件（予想22.6万件 前回22.2→22.0万件）→ 予想と前回を大幅に下回り、1969年12月6日以来の水準に改善へ
CAD 第4四半期 経常収支＝－163.5億カナダドル（予想－178億カナダドル 前回－193.5→－185.9億カナダドル）
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