2018/03/03

最新のIMMポジションから、2018年3月3日(土)

最新のIMMポジションから、2018年3月3日(土)

集計日が2月27日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションは、前週の+45,749→+68,817コントラクトと、通貨の買いポジションが23,068増加し、ドルに対して弱気な動きだったといえるでしょう。

前日比の動きを見ると大きく二分されており、円、ユーロ、ポンドの買いポジションが拡大し、逆にカナダドル、豪ドル、NZドルの売りポジションが拡大し、リスク回避の動きとなっていたことがわかります。

引き続き、買いポジションのNO.1はユーロ、売りポジションのNO.1は円であることに変わりありませんが、円のショートは減少し、ユーロのロングは増加し、円とユーロの買いが相場をリードしていたことがデータから分かります。

【円】前週-108,338→-96,651(11,687)
円の売りポジションはNo.1で変わらず、2016年11月29日から66週続きながらも、前週比では11,687コントラクト減少しています。増加幅はと2017年11月28日の水準に匹敵し、2週連続し円売りポジションは減少しました。集計日のUSDJPYは集計日ベースの終値で前週比107.32→107.32ほぼ同水準で推移していましたが、その後の円高をきっかけとなってた可能性もあります。

【ユーロ】前週126,126→137,977(11,851)
ユーロの買いポジションはNo.1で変わらず、2017年5月9日から43週続いています。2週間続けて減少後の増加で、増加幅もユーロにしてはそれほど大幅な増加とはいえず、EURUSDは集計日ベースの終値で前週比1.2337→1.2233へユーロ安へと動いていますが、安定した動きとなっています。

【ポンド】前週7,803→12,687(4,884)
ポンドの買いポジションは2017年11月28日から15週間続き、先に4週連続し前週比で減少した後の小幅増加ですが、ポンドの先高期待はブレグジット交渉の不透明感に弱まっており、GBPUSDは集計日ベースの終値で前週比1.3993→1.39054と低下しています。

【カナダドル】前週23,127→22,220(-907)
カナダドルの買いポジションは2017年7月18日から33週間続いていますが、3種連続し前週比で減少し1月23日の水準近くへと逆戻り。USDCADは集計日ベースの終値でも1.2645→1.2775とカナダドル安へと動いています。

【豪ドル】前週11,875→9,574(-2,301)
豪ドルの買いポジションは今年1月9日から8週続いていますが、今回は前週比で小幅に減少しており、ネットの買いポジションも9,574コントラクトとほぼニュートラルと考えてもいいでしょう。AUDUSDは集計日ベースの終値で0.7881→0.7788と豪ドル安へと動いています。


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