2018/03/28

2018年3月28日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年3月28日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

動きは複雑で要注意!!

昨日のNY市場の後半から急落した米株の流れをうけ、日本株やアジア株は下落し、リスク回避が再燃し円高が期待されるも動けず、変動幅は意外にも少ない。

期末、月末、日本では年度末と実需筋の複雑な動きが存在する中で、米国市場は3連休(金休日)、欧州市場は4連休(金月休日)でさらに複雑。また、米中が接近し、北朝鮮と中国が接近し「朝鮮半島の非核化についての誓約」との報道もあり、輪をかけて複雑。

中国は金正恩朝鮮労働党委員長が25日から28日まで中国を非公式に訪問したと発表、朝鮮半島の非核化についての誓約を得たと報道するも、朝鮮中央通信社(KCNA)はこの件での報道はない。

日経平均株価は一時500円超の下落から終盤にかけて下げ幅を縮めるも、前日比では21031.31-286.01(-1.34%)下落。中国株や東南アジア株も下落、欧州株も下落からスタート。

USDJPYは、早朝の105.30台をボトムに、米株安の流れと日本株安の中でも円買いは予想外に弱く、テクニカルべースと期末要因なのか逆に105.60台へ上昇。欧州市場の序盤には105.70台まで値を上げるも続かず、逆に105.40台へ下落。結局は105.50~75のレンジで推移。

EURUSDは1.2420台を高値に、欧州勢の参入と共に1.2370台へ下落。GBPUSDは逆に1.4190台へと上昇、昨日の実需筋の流れが再燃したのか動きはEURGBPの売りへ。

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9:00    NZD 3月 企業信頼感=-20(予想 前回-19.0)、企業活動見通し=21.8(予想 前回20.4)

15:00    GER 4月 GfK消費者信頼感調査=10.9(予想10.7 前回10.8)→ 予想を上回る


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【アジア・その他】
駐豪ロシア大使=西側がロシアに偏見を持ち続けるなら、世界は「冷戦状態」に突入する。

安倍首相=参院予算委員会で、衆院の解散・総選挙は考えていないとの見解を示す。

黒田日銀総裁=消費税10%への引き上げ時の影響については、前回よりは、小さいものになるだろう。

中国政府=北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が25日から28日まで中国を非公式に訪問し、習近平国家主席と会談。中国は首脳会談中に金委員長から朝鮮半島の非核化についての誓約を得た一方で、北朝鮮との友好関係を維持する方針を習主席が金委員長に伝えた。金委員長が習主席に対し、北朝鮮が緊張緩和に向けて自発的に動き、平和的な対話を提案したことにより、朝鮮半島情勢が改善し始めたと語った

中国政府=金委員長が習主席に対し、北朝鮮が緊張緩和に向けて自発的に動き、平和的な対話を提案したことにより、朝鮮半島情勢が改善し始めたと語った。金委員長は「故金日成主席と故金正日総書記の遺訓により朝鮮半島の非核化に尽力することは、われわれの一貫した立場だ」と表明。北朝鮮は米国との交渉や米朝首脳会談の開催に前向きだと述べた。

朝鮮中央通信社(KCNA)=金委員長の訪中と習国家主席との会談を報じたが、金委員長による非核化の誓約について伝えていない。

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