2018/03/05

2018年3月5日(月曜)欧州・米国市場の動き

2018年3月5日(月曜)欧州・米国市場の動き

期待通り独大連立政権は樹立に向け動き、期待通りイタリア総選挙は過半数を維持できる政党はなく、中道右派と五つ星運動が躍進。結果、EURGBPの売り圧力が強まるも、EURUSDは1.2269をボトムに先週末の安値1.2252を割り込むこともなく、EURJPYは先週末の安値を一時割り込み129.35まで下落するも、130台へ逆戻りと大きな動きは見られず。

欧州株はアジア株安や、イタリア総選挙の結果に政治的混迷の可能性を危惧、弱いユーロ圏経済指標もあり下落からスタートするも上昇へと変化、StoxxEurope600は+1.50(+0.42%)と上昇、独DAXと英FTSE100 も上昇、逆にダウ先物は弱含みで推移。米10年債利回りは2.834%(+0.0264)と上昇、独と英10年債利回りは小幅低下。

為替相場で変動幅が最も大きいのは、USDCADで+0.5%超の上昇。米国の鉄鉱とアルミの輸入制限の影響とNAFTA交渉の不安、先週の予想を下回るカナダGDP、カナダ中銀の金融政策の据え置き予測もあり、カナダドル安が目立っている。USDCADは昨年10月、11月、12月の高値1.2900~20を上回り1.2980近くまで上昇中。

USDJPYは、先週のトランプ大統領の保護主義的な通商政策と、各国の報復措置など貿易戦争を危惧した流れに、週明けはギャップを空けて円高からスタート。日経平均株価の下げの影響もあり予想外に上値は重く、クロスでも円高傾向続き、欧州市場の序盤では欧州株安の影響もあり一時105.35まで円高が加速。これをボトムに欧州株は上昇し105.70台まで値を戻している。

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FRN 2月 総合PMI・確報値=57.3(予想57.8 前回57.8)、サービス業PMI・確報値=57.4(予想57.9 前回57.9)→ 前回と予想を下回る

GER 2月 総合PMI・確報値=57.6(予想57.4 前回57.4)、サービス業PMI・確報値=55.3(予想55.3 前回55.3)→ 総合は予想と前回を上回る

EUR 2月 総合PMI・確報値=57.1(予想57.5 前回57.5)、サービス業PMI・確報値=56.2(予想56.7 前回56.7)→ 予想と前回を下回る

GBP 2月 総合PMI・確報値=54.5(予想53.6 前回53.5)、サービス業PMI・確報値=54.5(予想53.3 前回53.0)

EUR 3月 センティックス 投資家センチメント=24.0(予想30.9 前回31.9)→ 予想と前回を下回る

EUR 1月 小売売上高=前月比-0.1%(予想-0.1% 前回-1.1→-1.0%)、前年比2.3%(予想2.0% 前回1.9→2.1%)→ 前年比は予想を上回る

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