2020/10/20

2020年10月20日(火)22:40時ごろの動き

 2020年10月20日(火)22:40時ごろの動き


米追加経済対策はどうなるのだろうか? 英EUの通商協議はどうなるんだろうか? 22日に南部テネシー州の米大統領選討論会はどうなるのだろうか? 支持率調査ではバイデン氏50%、トランプ氏41%となっているようだが、討論会の出来で簡単にひっくり返るし、逆に差が急拡大する両サイドのリスクが気になる。


アジアでは日経平均株価は弱く、上海総合は強く、欧州市場はDAXが弱くFTSEが強く、EUROSTOX50が-0.2%と小幅安で推移しダウは上昇からスタートしている。米10年債利回りは欧州市場に入り強含み0.786%(+0.016)と上昇。原油価格は40.60ドル(-0.56%)若干軟化し、貴金属価格は強く、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.20%と小幅上昇へ。


為替相場は、EURUSDはEURJPY+EURGBP+EURAUDと強く上昇と、豪中銀議事要旨で追加緩和の可能性が強まりAUDUSDは続落。NZDUSDも、AUDUSDにつれ安状態で弱さが目立っている。


GBPUSDは、ザハウィ英民間企業・エネルギー・産業戦略省副大臣は「EUが我々を主権国家とみなさないのであれば『合意なし』を選択することになるとあり弱く。フロストとバルニエ両氏は今日も次のステップについて話し合うとのことで、やや値を戻すも1.300台を回復できず上値は相変わらず弱く1.2910台まで値を下げ、1.2860台の90日MAをボトムとした動きが続いている。


AUDUSDは弱い。豪中銀議事要旨で「一層の緩和策がさらに効果を発揮するようになる公算が大きい」との発言に追加緩和の可能性をまたしても意識した売りが強まり、米国の対豪輸入規制も売り材料とされている。豪債券市場の利回り低下は、「ロウ豪中銀総裁が雇用促進のため10年債利回りを押し下げる」との観測らしいが、債券も為替も緩和を意識している。


USDJPYは、12日以来の円安水準となる105.70台まで上昇。特に円売りが強まる材料は見当たらないが、株高期待なのであろうか? 結局は連動性の高いEURJPYの上昇が意識されているように思えてならないが、円高傾向の動きは大きく変わっていない。