2020/10/09

2020年10月9日(金)23:00時ごろの動き

 2020年10月9日(金)23:00時ごろの動き


米3連休前の週末金曜日。今のところ株高にドルは全面安。焦点は米大統領選でバイデン候補が有利との思惑に加え米上院選で民主党有利との思惑。バイデン氏の追加経済対策期待の思惑など混在し、株高材料となりドル売り要因の一つとなっている。


アジア・欧州市場では、日経平均は連騰の疲れで週末は利食いに−0.12%と弱含みで推移、超連休上げの上海総合は強さを維持し+1.68%の上昇へ。欧州株は強く、EUROSTOXX50は+0.5%の上昇へ。米株も高値からスタートし、ダウは+0.4%台で推移。


米債利回りは下げから値をも戻し、10年債は0.781%と前日と同水準で維持。原油価格は40.91ドルと軟化したが、金・銀価格・天然ガス・穀物も強く、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+1.4%と大幅高へ。


為替相場は、米大統領選でバイデン候補が有利との思惑、米上院選で民主党有利との思惑、バイデン氏の追加経済対策期待の思惑など混在し、株高推進材料となり、ドル売り要因の一つで、AUDUSDとNZDUSDの強さが目立っている。


GBPUSDは、弱い英製造業受注、鉱工業生産、GDPと続いたが、積極的なGBP売りは見られず、また、バルニエEU首席交渉官が英フロスト氏と会談後にすぐに帰国とあり、英EU離脱協議をめぐる不透明感は強く一方向に動けない流れは変わらず、1.2920~75のワイドなレンジの動きへ。


USDCADは、9月30日から続くCAD買いのながれは変わらず、米国市場に入り、失業率は低下、雇用者数は拡大と、強いカナダ雇用統計1.3130台まで続落。1.3100~1.3350のレンジに収まるのか、それとも下限を割り込むのか? 注目。


USDJPYは、超連休明けのアジアの中国市場では「バイデン氏有利=中国との関係改善期待」が人民元高へと動きリドル売りをリードする流れとなった。その影響を受けUSDJPYは106.04から仲値では105.81まで下落しようやく下げ止まる。ただ、米国市場の序盤に入り、オプション絡みなのか105.70台まで円高が進んでいる。