2020/10/30

2020年10月30日(金)23:00時ごろの動き

 2020年10月30日(金)23:00時ごろの動き


週末・月末の金曜日。今日はデータを収集するに苦労するほど、各種経済指標の発表が多い。また、相変わらずコロナ+米大統領の不透明要因が横たわっており動き難い。


注目の、ユーロ圏GDPは前期比12.7%と予想外に強く、独+8.2%、仏18.2%と強さが目立っている。ユーロ圏CPIは前年比-0.3%で変わらず、コアも0.2%で変わらず。米個人所得は0.9%で予想を上回り、個人消費支出も1.4%と強く、価格指数は総じて若干ながら予想を下回っている。カナダ月次GDPは1.2%と前回の強すぎる3.2%からは低下するも予想0.9%を上回っている。総じてまずまずの結果と言えそう。


EUROSTOXX50はマイナススタートから前日ほぼ同水準で推移、独DAXや英FTSも同じような動きへ。米株先物は急速に値を戻し、ダウは小幅安からスタートへ。債券利回りも低下から小幅上昇で推移し、10年債は0.836%(+0.009)と若干の上昇へ。原油価格は35.93ドル近くと小幅安で推移し、ブルームバーグコモディティインデックスは-2.57%と弱さが目立っている。


為替相場は、債券と株の動きを横目でみながら、積極的な動きは見られず、むしろ週末・月末のポジション調整や実需筋の動きがリードしている。EURUSD、GBPUSD、EURJPY、GBPJPYの取引量は比較的多くなっており、逆に、USDJPYは消極的でクロス主導のJPY売りが強く、アジア市場の104.13をボトムに104.67まで上昇しているが、105.00、105.50の大きなポイントを上抜けするまでは円高傾向は変わらず。


AUDUSD、NZDUSDは共に底堅い動きで、AUDUSDは利下期待にも関わらず、0.70の大台を確りとサポートされており、0.7011をボトムに0.7070まで上昇中。


話題にTRYは売り圧力は止まらず。USDTRYは0.8370台とDailyベースではこのままいけば、7日連続しTRY売りとなる。もちろんTRYJPYも然りで下落は止まらず。