2020/10/08

2020年10月8日(木)昨日7日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月8日(木)昨日7日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


目先のコロナ追加経済支援策がなくても、だれが次期米大統領になっても、米株の上昇は変わらず(?)。主治医曰く「トランプ氏のバイタルは全て安定」とのこと。


米株は続伸、ダウ+1.91%、Nasdaq+1.88%、S&P+1.74%の大幅高。米債利回りは上昇し、10年債は0.79%(+0.047)と0.8%の大台目前。原油価格は軟調で40ドルを挟み上下(-1.67%)と軟化。


為替相場は、米株の急伸もありドル買いも収まり、前日のトランプ・サプライズから「ドル急伸・通貨急落」した水準近くまで値を戻すも、その水準は超えられず。一方、リスク回避にクロスでの円買いに上値が抑えられていたUSDJPYは、逆にクロスで売りが加速し106.10まで続伸。90日MA=106.38と106.50の壁に近づく。


通常は連動性が高いが、AUDUSDは一時0.7150台を回復し0.7140台で推移(+0.53%)と上昇。一方、NZDUSDは0.6571まで下落し0.6578(-0.07%)と弱い。相反する動きとなり、結果としてAUDNZDは0.7%近くとなる1.0850台まで上昇し、9月16日の水準近くへ急伸。


EURUSDは、アジア市場の1.1725をボトムに、欧米市場では大枠1.1750~80の狭いレンジで、前日もそうだがパウエル氏のハト派意見も織り込み済みで、FOMC議事要旨への反応も見られず、1.1760台で推移。


FOMC議事要旨では、一部から「資産購入プログラムの在り方について、今後さらなる議論が必要」とあったが相場への影響は見られず。


10月15日の通商協議のタイムリミットを前にして、英・EU共に交渉が活発化するも、「交渉期間の延期、合意、決裂」 と結論が見えず。ただし、どちらかと言えば楽観的。


バイトマン独連銀総裁は、「ECBの金融政策のスタンスは適切、追加の緩和策は必要ない」と、ハト派ラガルド総裁とはやや異なる。また、日銀が採用する「上場投資信託の購入のほか、国債利回りの特定水準を目標にした措置は、市場経済と中央銀行の責務とは整合性が取れない」ともあった。


それと、ファイブサーティエイトでは、バイデン氏の勝利確率、過去最高82.8%とあったが、信じて良いのか悪いのか? いずれにしても米株の上昇は止まらず。