2020/10/06

2020年10月6日(火)昨日5日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月6日(火)昨日5日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


トランプ氏の医師団から容体は良好で、部外者が心配する中、日本時間今日の07:30時に退院するとのこと。


トランプ相場に、株価急伸+債券利回急伸+商品価格急伸。為替相場はリスク回避の巻き戻しに、ドルIndexは−0.4%とドルは下落し、リスク回避で選好されたJPYは惨めで対ドルでも弱く、特にクロスでは大幅安。


9月29日の米大統領選討論会後の調査でバイデン氏のリード14ポイントに拡大し今回の選挙戦でこれまで最大とのことで、感染判明後の別の調査では同情によるトランプ氏支持率上昇見られなかったとのこと。一部ではこれにより選挙結果を受けた法廷闘争などの不透明感が薄らぎ株高となったの意見も(ほんとうなのでしょうか? 疑問ですが)。


ダウは+1.68%、Nasdaq+2.32%、S&P500+1.8%と終盤にかけ上げ幅を拡大し大幅高。一方、米債利回りも大幅に上昇し、10年債は0.778%(+0.083)と上昇。原油価格は39.38ドル(+6.29%)に上昇し、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+1.78%と大幅高。


ユーロに関しては強気な材料が多数あった。①バイトマン独連銀総裁は「第3四半期の独成長は強い」との発言。②ーロ圏総合PMI・サービス業PMI共に予想と速報値を上回り強くなっている。③ーロ圏と独センティックス投資家センチメントは改善傾向を示しており、特に独は14.0と2月以来となるプラス圏を回復しさらに2018年11月の15.6に次ぐ大きな数字となった。


また、④ユーロ圏の小売売上高は前年比3.7%と予想と−0.1%に下方修正された前回が大幅は回復を示し、⑤ECBの追加緩和への期待感に関しても、ラガルド総裁(緩和)とレーンECB専務理事兼チーフエコノミスト(緩和慎重)の議論相違が強まり、緩和傾向も決め打ちできなくなっている。


結果、EURUSDは、欧州市場から上昇が続き、米国市場に入り一時1.1800直前まで上昇し、1.1772をボトムに高値圏で推移と強く、1.1700をボトムとした相場が確認されたことになり、1.16~1.18のレンジ上限を試した後の動きが重要となるが、EUR再上昇も期待したくなる。


一方、トランプ氏のコロナ感染でリスク回避に選好されたJPYは逆に売り込まれる流れとなった。USDJPYは一時105.79まで上昇しているが、クロスでは1%超のJPY安となるなど、JPYは大幅な全面安。そう考えれば、それでもUSDJPYは105.80を超えられないことや、USDCHFでのドル売りを考えれば、USDJPYの続伸も限定てきでは?