2020/10/23

2020年10月23日(金)昨日22日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月23日(金)昨日22日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


米株高、米金利高、原油高、そして、ドルの買い戻しが前日から続く。


米大統領選のTV討論会(23日午前10時~11時30分)を控えながらも、ペロシ米下院議長は「追加経済対策が合意に至る可能性は非常に近い」との発言もあり、米株は好決算も目立ち底堅く推移。


また、遅かれ早かれ大規模な追加経済対策は間違いなさそうで、米金利は続伸中で上げ止まらず。米10年債利回りは6月5日以来の高水準となる0.87%台へ上昇。オプションやスワップションでその動きを織り込む動きが強まっている。


ダウ+0.54%、Nasdaq+0.19%、S&P500+0.52%とマイナスを脱し緩やかに上昇。米10年債利回りは一時0.876%まで上昇と強く、原油価格40.68ドル(+1.62%)と上昇するも、金・銀価格を含め資源・穀物価格の下落は大きく、ブルームバーグ・コモディティインデックスは-0.39%と下げている。


為替相場は、米大統領選のリスクを意識しながらも、米追加景気対策の合意期待の高まりや、大統領選後の大規模経済対策を見越した米金利の上昇もあり、株高の流れもあり、前日の欧米市場から続くドル買いの流れが続いている。


また、欧州市場でトルコ中銀が利上げ期待を裏切り政策金利10.25%の据え置きを決定したことで、急落したTRYは弱さが目立ち、TRYJPYは安値を更新し一時13.108まで下落し13.185近辺で推移。


GBPUSDは、英EU通商協議の話し合は継続中で、本当に11月半ばまでに合意できるか不明ながら、何らかの合意期待は変わらず。ただ、前日の急騰の反動に、アジア、欧州市場の1.3150近辺を高値に続落し、米国市場では一時1.3070まで下落中。1.3040近辺が大きなポイントとなっている。


USDJPYは、3度目の正直も通ぜず104の壁で跳ね返された。時間足では90時間105.14、200時間105.25にあり、ダウントレンドが継続中なのでそれほど悲観的になることはないと思うが、米金利の上昇が気になる。クロスではEURJPY、GBPJPYを除き他の主要通貨で円安の流れとなっている。


AUDUSDは、0.7085をボトムに0.7125まで上昇し強く、NZDUSDも強さが目立ち、早朝の0.6632をボトムに米国市場では0.6689まで上昇している。



※※※※※※※※※※※※※※