2020/10/24

最新のIMMデータから 

 最新のIMMデータから 


集計日が10月20日(火)のCFTCのIMM通貨先物のポジションから、円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドルの7通貨をピックアップしその変化を見てみましょう


ネットポジションの合計は、187,763→186,807と前週からロングは-956コントラクト減少し、これで9月29日の206,219から4週続けての減少に、ドル選好の動きとなっています。


トータルポジションはいつもながらEURの一人勝ち状態は変わっていませんが、ユーロのロングポジションは8月25日の211,752から今回は165,943(約21.6%)コントラクトまで減少しており、同日のEURUSD相場は1.18344→1.18212(約0.11%)と下げ幅はわずかで、ポジションが減少しているにも関わらず、EURUSD相場は底堅く、この動きを見るとEUR先高ではないかと考えてしまいます。


前週と変わらず、円、ユーロ、スイス、豪ドル、NZドルはロングで、ポンド、カナダドルのショートとなっていることに変わりありませんが、前週比の変化だけを見ると、円、ユーロ、カナダドルは売り越しで、逆に、ポンド、スイス、豪ドル、NZドルは買い越しとなっています。


ポンドは、EU英通商協議の行方も左右される動きは変わらずいつもながら相場変動が高いGBPUSDですが、ポンドのポジションを過去3週比較して見ると、-11,298→-9,802→-2,000とショートが減少しており、何らかの合意を期待しているのか、緩やかにショートが減少しています。


円は、過去3週を比較すると、+21,102→+19,976→+14,183と買い越しが減少気味で、ポジションの少なさだけを見ると弱い円先高期待は残るも、それほど信じ切っていないことの証でどちらに動くは確認が持てない状況と思えます。


詳しい資料は別表で確認してください。


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