2020/10/07

2020年10月7日(水)16:15時ごろの動き



何が起きるかわからないトランプ氏相場、先行きは断定できず。

本日は、とりあえず、米副大統領候補討論会と、FOMC議事要旨を注目。


全ては前日にトランプ氏から「追加経済対策の交渉を停止し、大統領選後まで先送りする」との発言による急変の流れの継承から、今日のアジア市場は弱いながらも反発。一方、パウエル氏のハト派発言は今のところ未消化。


トランプ氏のコロナ陽性+追加経済対策の先送りのサプライズ。昨日パウエルFRB議長は「追加支援がなければ経済的結果は悲惨」とあり、ホワイトハウスが今回早急は対応策を打ち出せないことでFRBが何らかの緩和策を講じる可能性を意識してしまう。


日経平均株価はマイナスから取引きが始まり−0.05%と前日とほぼ同水準まで終了、ダウ先物も値を戻し+0.48%の上昇となっている。米10年債利回りはは0.753%(+0.010)と前日に続き上昇傾向を維持。原油価格はボトムから下げ幅を縮めるも40.26ドル(-1.01%)と弱い。


為替相場は、前日のトランプ発言から急落した流れをとりあえず継承するも、ボトムから回復の動きが徐々に強まる。一方、JPYは弱くUSDJPYは上昇傾向を維持し、JPYはクロスでも値を下げている。ただし、105.80台の上値の壁は引き続き有効で、106.50を上抜けするまでは円高傾向は変わらないとみている。


GBPUSDは、EUが英国との通商協定について、ジョンソン首相が設定した交渉期限である15日までに譲歩案を示すことはないとのマイナス思考や、、期限を過ぎても交渉する構えのプラス材料と混在するも、相場の動きを見ると1.30台から反落し値を下げているが、何らかの合意達成を期待したくGBPの上昇も期待したい。


EURUSDは、前日のトランプサプライズもありアジア市場で1.1725まで値を下げているが、弱い独鉱工業生産でもEUR売りは見られず。大枠では1.16~1.1800、目先は1.17~1.18のレンジ内での動きで、米国の動きを見ると1.1800の再トライを期待したくなる。


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