2020/10/27

2020年10月27日(火)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年10月27日(火)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


週明けはリスク回避の動きへ! 欧米市場も株価は大幅安、米債利回りも低下し資源価格も下落。為替相場はドル全面高で、TRYは最安値を更新中。


為替相場はドル全面高! 米大統領選を直前に控えたドルショートの巻き戻しにも思えるが、リスク回避のドル買いが流れの主流で、CAD+EUR+CHFの弱さが目立っている。


欧州の感染拡大が続く中で、米国でも一日当たりの新規感染者数が増加し過去最高を更新、経済活動が抑制されるリスクを意識。米追加景気対策の交渉は続くも結論が出ず。英EU通商協議は28日まで延長され何らかの合意の期待は残るも不透明感は消えず。


中国では、中国共産党の重要会議の5中全会(26~29日)開催中で、時を同じくし「台湾に武器売却の企業に制裁へ」と動き、ABCなど米メディア6社に対し、中国に駐在する人員や財務情報の届け出を求めるなど、米国メディアへの規制を強めている。


FTSE100 は−1.16%、独DAX-3.71%。ダウは一時900ドル超下落し₋650.19(-2.29%)で終了。S&P₋1.86%、Nasdaq−1.64%。VIXは一時20%超の上昇となった。


米債利回りは低下し、10年債は一時0.786%まで下落し0.803%(-0.039)近くで推移。原油価格は一時38.28ドルまで下落し、38.55(-3.26%)近くで推移しており、ブルームバーグ・コモディティインデックスは−0.46%と大幅に下落している。


為替相場はドルが全面高へと動き、弱さが目立っているEURUSDは、EURGBP+EURJPY+EURAUDでも軟調。コロナ感染拡大による経済活動への悪影響を懸念してなのか、1.1900台の大台を失敗した反動にEURロングの切りの動きに上値も重く、EURUSDは早朝の1.1860近くを高値に欧米市場では1.1800台まで下落し何とか下げ止まっている。


USDJPYは、株安+債券利回り低下+商品価格の上昇のリスク回避の流れにも、USDJPYは大枠で104.50~00のレンジ(正確には106.65~05)で安定しクロスでは小幅ながら全面高で、104.80台で推移し円高傾向を維持している。


GBPUSDは、英EU通商協議は28日まで継続とのことで不透明感は強いが、何らかの合意の期待も変わらず。欧州市場や米国市場で一時1.3000の大台を割り込み1.2993まで値を下げるも、一日を通じて大枠1.1300~75のレンジと安値圏で下げ止まっている。