2020/10/24

2020年10月24日(土)昨日23日 海外市場の動き

 2020年10月24日(土)昨日23日 海外市場の動き


週末金曜日、米大統領選の討論会は波乱もなく終わったが、取り巻く材料はいまだ変わらず。為替相場は弱いながらリスク回避のEUR買いが選好するも限定的で、JPY+CHFも然り。ブレグジット合意期待のGBP買いもひとまず終了し今日も弱く、欧州市場で上昇したAUD+NZDは元の水準近くに逆戻り、安値更新中のTRY売りもひとまず落ち着く。


相変わらず誰が次期大統領になるのか暗中模索で合意期待の米追加景気対策も合意直前とはいいながらいまだ定まらず。英EU通商協議の合意は不明状態。欧州ではコロナ感染再拡大に成長鈍化のリスク=中銀の追加緩和期待が広まる。


経済指標では、注目のPMIをみると、ユーロ圏の製造業は強い反面サービス業は弱く総合が50を割り込み水面下に。英国は製造業・サービス業共に弱く(小売は強かったが!)、一方、米国は共に強さが目立っている。TRYは数々の不安材料が重なり歴史的安値に突入中。


ダウは安値圏から値を戻すも前日比では-0.10%と若干の下落、S&PとNasdaqは強く+0.34%と0.37%の上昇へ。米債利回りは軟化し10年債は0.843%(-0.023)と軟化、原油価格は40ドルの大台を割り込み39.72(-2.26%)下落へ。


為替相場は、米大統領選討論会は過ぎたが次期大統領がだれかは相変わらず不透明で、米追加経済対策の期待感は残るもいまだ決まらず。リスク回避に弱いユーロ圏経済指標や英EU通商協議の難航リスクにもめげずEUR買いが選択されEURUSDは1.1800割れをボトムに1.1860台まで上昇し、EURJPY、EURAUD、EURGBPでも若干ながら強さを維持。


USDJPYもおこぼれにあずかる状態のJPY高水準を維持。一日を通じて104.55~104.94のレンジで推移と104.50割れの買いは健在。USDCHFはリスク回避に選好され一日を通じて高値0.9092(米国高値0.9071)→0.9030台まで下落。


NZDUSDは日中では0.6656~0.6705のレンジで、欧州市場の上昇に反し米国市場で値を下げるも、終盤にかけ再上昇し小幅高で推移と、終値ベースでは3連騰で9月中旬の高値水準まで値を戻している。