2020/10/05

2020年10月5日(月)17:00時頃の動き

 2020年10月5日(月)17:00時頃の動き


皆が考えている通り、トランプ氏のコロナ感染の回復度合いが相場を動かす流れは変わらず。問題はどちらにベットするか!


週明け月曜日はトランプ氏のコロナ早期回復期待に株価は上昇し原油価格は下落し、主要通貨でドル売り+円売りが強まるも、治療にデキサメタゾンとレムデシビルが投与とあり、今後の経過しだいであることは変わらず。


仮に短期間でトランプ氏がコロナから回復すれば、「それみたことか、コロナなんて怖くないぞ!」と、コロナから回復した某中南米の大統領みたいに強気な発言が飛びさすことであろう。当然ながら株価にとってはプラス材料となる。


逆に、現時点で期待感が膨らんでいる状態から悪化でもしたら、株価は続落し、円高になることが強く予想できる。


日経平均株価はトランプ氏の早期回復期待を織り込み、上昇傾向を維持し+1.23%で終了。欧州株も上昇からスタートするも伸びや鈍く上げ幅を縮小。米10年債利回りは上昇からスタートするもやや軟化し0.711%近くで推移。原油価格は一時38ドル台まで上昇するなど強さが目立つも、欧州株の勢いが鈍るとやや伸び悩み気味。金・銀価格は軟化するもエネルギー価格は強く、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.67%の上昇へ。


USDJPYは、トランプ氏の回復期待に日本株が強く原油価格の上昇もあり、取引開始直後の106.24をボトムに、先週末の高値にならず105.60台まで上昇中。


EURUSDは、株高=EUR高の動きとなり早朝の1.1706をボトムに1.1740近くまで小幅上昇。ただし、1.1700を中心とした1.16~1.18の流れの中で変わらず。


GBPUSDは、独自な流れを維持しており、英EUの通商協議の行方次第。ゴールドマン・サックス曰く「11月初旬までに通商協定で合意する公算が大きいが、交渉が決裂するリスクも排除できない」とあり、相変わらず決め打ちできない通貨。ただし、テクニカルでは1.300を上抜けすると非常に面白い通貨でもある。


AUDUSDは、明日の豪中銀と政府予算案を前にして政策金利の据え置きは間違いなさそうだが追加緩和の可能性や、政府による景気刺激策も期待しているみたいでAUD買いが続いていたが、欧州市場の序盤には元の水準近くに逆戻りしている。ただし、底堅く推移していることは間違いなさそう。


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