2020/10/01

2020年10月1日(木)昨日30日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月1日(木)昨日30日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


経済指標の改善傾向は続くも、国民の支持が薄かった米大統領選討論会に米大統領選リスクさらに高まる。一方、そろそろ合意が期待できる米コロナ経済対策。ECBは米国に追従するのか?ラガルド総裁のハト派発言。相場は株高+ドル安(特に新興国通貨で)の流れへ。


ペロシ・ムニューシン両氏から米追加経済対策の合意期待が強まり米株は上昇するも、マコネル氏の「隔たりが大きい」との発言に水が差され上昇幅もやや縮まる。ダウ+1.2%、Nasdaq+0.74%、S&P500+0.83%。米債利回りは上昇し、10年債は0.685%(+0.031)。


原油価格は在庫減少と米追加回帰対策の期待に一時40ドル台を回復し39.84ドル(+1.4%)と強い。金・銀価格は低下するも穀物価格の上昇に、ブルームバーグ・コモディティインデックスは+0.83%と上昇。


肝心の為替相場は、ラガルドECB総裁発言を受け「FRBに追従し目標を上回る物価上昇率を容認する可能性)」に弱いEURUSDを除き、ドルは全面安。特に、AUD、NZDと、月末需要もあるのかGBPも上昇が目立っている。


為替相場は、主要国ではやや強い経済指標が見られるも、明日2日の米雇用統計を前にして、また、月末・期末要因もあり実需の動きが強く、投機的な動きはやや閑散。


EURUSDは、ECBのマイナス金利や追加緩和のリスクを意識しているのか他の主要通貨でドル売りが強まる中で、一日を通じて1.1685~1.1750台の動きで上下するだけ。結局はEURGBPやEURAUDが約−0.6%とクロスでEURは全面安。


USDJPYは、一日を通じて105.40~80のレンジと強いのか弱いのかわからない動きで、クロスでもJPY高とJPY安の2極化となっている。引き続き106.50を高値と考え、どこでショートを作るのか引き続き考えたい。