2020/10/22

2020年10月22日(木)昨日21日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月22日(木)昨日21日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


米株小幅安、米債利回り上昇、原油価格下落。為替相場はドル全面安で、EU英通商協議再開にGBP急伸しリスク回避にJPY買いも強まる。負け組だったAUD+NZDも反発し、EURも上昇。逆にCADは負け組へ。ペイパル利用可能にビットコインは急伸!


米追加経済対策をめぐる協議は継続中ながら合意は大領選後になる可能性も。一方、決裂かと思われた英EU通商協議は再開され継続し何らかの合意に至る可能性も意識。米大統領選はバイデン氏が有利で変わらないが、どちらが勝利しても社会の混迷を市場は意識。


欧州株の大幅安に続き終わってみれば米株は小幅安。ダウ−0.35%、Nasdaq−0.28%、S&P500−0.22%。米債券利回りは上昇幅を縮めるも10年債は0.819%(+0.093)と上昇。原油価格は40.04ドル(-4.03%)と大幅安ながら、ブルームバーグ・コモディティインデックスは0.27%と上昇。


USDJPYは、GBPUSDとGBPJPYの上昇の影に隠れてはいたが、アジア早朝の105.53を高値に、欧州序盤で105.00~106.50のレンジの下限を割り込み、EURJPYが200時間MA=124.07、90時間MA=124.00を割り込みクロスでJPY買いが強まる。米国市場に入ると104.34まで続落し、7月30日の104.19、9月21日の104.00をボトムに、3月12日以来、割り込んだことのない104円の壁をためす動きとなっている。


GBPUSDは、英CPIは前回を上回るも予想に届かず、BOEの資産買い入れ増額が本命視されている中で、英国の合意なきEUリスクを意識したショートポジションも積み上がり、英国がタイムリミットと設定して15日を過ぎても英EUと通商協議は22日も集中協議となり継続。英首相府の報道官は声明で「成功する保証はないが、英国は合意が最も望ましいと明確にしている」ともあり、20日の協議では「双方が交渉決裂回避のために互いに譲歩を要求する展開となった」とある。アジア早朝の1.2930台をボトムに続伸し、米国市場では一時1.3177まで上昇し1.3140台で推移と大幅上昇となっている。


USDCADは、ドル全面高の中で唯一負け組に入っている。欧州市場の序盤の1.3080台をボトムにドル高の中でもCAD売りが強まる。カナダCPIの前年比は0.5%(予想0.4 前回0.1%)と強くでるも、小売売上高は0.4%(予想1.1 前回0.6%)と弱く1.3100台をボトムにクロスでは全面安で米国市場の終盤には1.3150台まで上昇中。


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